メンバー：TH(単独)
コースタイム：上田ダム発5：30 沼越峠7：00 最初の渡渉8：00 柴倉集落10：10 上田ダム帰着15：20
― 会津金山町から阿賀町最奥の柴倉集落を往復 ―
峠越えというよりは、縦走と言う方が当たっているような長い径だ。
歩き終えて、「疲れた。長かった」という思いが強烈だが、
「地図もない時代に、どうしてこんな道を開けたのだろう？」という疑問が大きい。
十文字峠を栃本に下った時と同じ感想を持ち、渡渉後の登りでは、北アルプスの薬師沢を渡った後を思い出した。
柴倉集落に着き、80歳は過ぎているように見えた畑仕事のお婆さんは、
「今年の冬も、3世帯5人がこの村で冬を越した」と言った。
「帰り道は遠かった!!」登り返しでは、数歩ごとに休みたいと思った。
歩きは牛歩の如く、カタツムリの如く、尺取虫の如くであった。
「こんなハズではなかった・・・」と思ったが、連れ合いの声が耳奥に聞こえた。
「昔の栄光にすがってもダメ（体力も頭髪の量も）！」