高鼻山から唐松山 藪と雪の周回 2023/11/23

メンバー:ノリ

コースタイム:6:00駐車場発――6:21尾根に出るーー8:00高鼻山――9:30 770M
       ――10:50唐松山への稜線――12:20唐松山――13:00下山開始――14:10駐車場着


林道が冬季閉鎖なら6㎞歩くのか・・・と重い気持ちで超早めに家を出る。ラッキー!なことに通行可能。
早めに登山口に着いたので、夜明けとともに歩き出す。

高鼻山への取付きは明瞭なものはないが(知らないが)、今までは左の緩い尾根から行っていたので
今回は少し右に回り込んで緩い場所から取り付く。取付いてみたがままならない。
東の空がオレンジ色に染まり始めた。枝尾根の合わさる稜線に出ると、所々刈りはらわれピンクテープも付いている。
右手に唐松山を感じながら、熊の糞が置き去りにされている尾根を進む。時々「こんにちは~!おじゃましま~す!」
と山の主に挨拶を入れ、おまけに熊鈴を2つも付けて歩いていたのだから熊も山の神様もさぞご迷惑だっただろう。
高鼻山に到着。足沢山から桧岳まで一望だ。しばし、“あそこは…こっちは…”と、多分でたらめな山当てを楽しむ。
黒又川第2ダムも手に取るようだ。

さて、今日のお楽しみはこれからだ。ここから唐松山までの藪道は前に一度連れられて来たことはあるが、
最後の急登しか覚えていない。どっちにしても水無の藪よりはましだろう。
ここも時々ピンクテープはあるが刈払いの跡はわからなかった。純粋に藪を楽しみたかった。顔を叩きひっかく枝も、
頭の手ぬぐいを取り去ってしまう枝も、今日の相棒のような気がした。
北面標高800mくらいから、先日の雪が残っている。

藪が濃くあまり積雪にはならないようで苦ではない。今年最後かと思えるほどの小春日和の中、
最後の急登に差し掛かる。稜線が見えているのを張り合いに搔きあがるしかない。
雪解けと枯葉でべちゃべちゃな斜面を一歩一歩上がっていくと、唐松山への稜線に出た。
まず、目の前に駒ケ岳が飛び込んできた。さすが我が駒、美しい。そして、唐松山に目をやると、
藪尾根はまだまだ続く。心を無にして歩き出すが、藪の薄いところは雪が積もって歩きにくいので、
低い藪をかき分けかき分け進んでいく。
唐松山に着くとは二人の登山者。今日来たルートを振り返り、「ああ、今日も旨い晩酌ができるなあ」と思う。
そこから少し進んだピークから松川登山口に下山。ここもしばらく雪道を下っていく。
以前は迷いそうな山道だったが、今は手が加えられてはっきりとしていた。
急なので落ち葉に滑ってずっこけるのはご愛敬。
高鼻山への稜線を目の前に見ながら下って行くと愛車が待つ登山口へ到着。いい一日だった。
山の神様、ありがとうございました。