3:43出発し、一路中房温泉へ。道路が通行止めかという不安もあったが大丈夫。車の温度計は-1℃。路面が部分的に凍結しており、2度スリップ。
一番奥の駐車場はほぼ満杯に近く、燕岳の人気の高さが伺える。
登山口を7:35通過。次第に雪が出てきて、第2ベンチでアイゼンを装着。
合戦小屋を過ぎ尾根筋に出ると、槍が少し見えたが間もなくガスに隠れてしまう。
気温が低くてアイゼンの裏がダンゴになり、落としながら歩いていると燕山荘が見えてきた。
標高が上がり、息も上がってきて足も重い。最後の登りをなんとかクリアし、11:04燕山荘前広場へ。
寒くて指がかじかんで、シャツのボタンがはめられない。
なんとか防寒具を着込んで槍の方をのぞくと、なんと素晴らしい展望だ。すごい。やっぱりここはすごい。
真っ白に冠雪した後立山連峰が、眼前に衝立のように拡がっている。
燕岳も夏場とは違った美しさで、さすがは北アルプスの女王。グレーの岩と白い雪とハイ松の緑と青い空が絶妙にマッチしていて、素晴らしいのひと言。
カップラーメンとココアで体を温めてから、燕の山頂に向かう。
様々な形の岩が生み出す絶妙な雪景色に、ついシャッターを押してしまう。
12:45山頂からの絶景を楽しみ、いつまでも眺めていたいが下山する。燕山荘に戻ると宿泊の人が大勢。
いつかは泊まってみたいなあ。テントも3張あったが寒そうだ。
13:52アイゼンを引っかけないように、気を付けながら降り始める。槍の雄姿に最後の別れを告げる。
まだけっこう登ってくる人がいるので、小屋はかなりの繁盛だろう。
あっという間に合戦小屋を過ぎ、富士見ベンチでアイゼンを脱ぎ、15:50に登山口着。
素晴らしい雪景色の北アルプスを堪能でき、満足の一日であった。
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