2013/11/2 ご無沙汰の中ノ岳~丹後山トライアングル

    メンバー : OS (記)

1週間ほど前に越後の山は冠雪したが、もう結構消えている。5:20家発。
下界は朝霧の中、三国川ダムに近づくと稜線がきれいに見えいい天気である。
少し長いコースなので多少の不安を感じながら、十字峡のPから急坂を登り始める。
1合目の先にいいブナ林があった。阿寺山に朝日が当たり紅葉が燃えている。足元は、落ち葉のじゅうたんでサクサク。

黒又沢日向沢山行の時に、3合目半あたりからこの尾根を下っている。
休憩した地点はどこだったかと注意深く見ていると、赤いリボンテープあった。沢から藪漕ぎをして上がってきたのが懐かしい。その先すぐに4合目の標柱があり、位置がつかめた。
この辺から紅葉はほぼ落葉。樹林を抜け尾根に出るとすぐに5合目の日向山着。

ようやく視界が開けて気持ちがいい。ここからしばらく平坦地を進み、池塘をいくつか越えて稜線への登りに入る。
地元の山でこんないい天気はしばらく振り。

7合目の小天正で腹ごしらえをしていると、後続の単独男性が追い越して行った。
もうひと頑張りして、9合目の稜線分岐に出ると東側には少し雪が残っていた。
トラバース状の道を進み、中ノ岳山頂9:35着。

埼玉から来た単独者は、ここのピストンのみと言う。こんないい天気にもう下山なんてもったいない。

山頂からは、まさに360°の大パノラマが広がっていた。
北アルプスの白馬あたりが冠雪していて、右側に妙高も見える。
山頂がたおやかな平ヶ岳には、まだ雪が残って白く輝いている。 避難小屋まで行って引き返し、いよいよ縦走路に向かう。
雪や体調の具合によっては、縦走はやめようかと思っていたが大丈夫である。

快調に中ノ岳を下り、小兎のピークがわからないうちに11:33兎岳へ。分岐から荒沢への縦走路が良く見え、荒沢岳がひときわ尖って高く見える。
腹ごしらえをしながら、誰もいない山頂で素晴らしい展望を独り占めして休んでいるのは気持ちがいい。

大水上山、新しくなった利根川源流の碑を通過し、熊笹帯の緩やかなアップダウンを進むと間もなく丹後山に13:02着。
気持ちの良い稜線歩きが終わってしまった。
熊笹の広い草原のなか、今日たどってきた稜線を眺めながら下る。中ノ岳がだんだんと高くなってゆく。

今年最後となるだろう紅葉に名残りを惜しみながら15:43十字峡ゲートについて、楽しい時間は終了となってしまった。