12・13日と下ノ廊下を歩き、13日の夜は星空の綺麗な扇沢駐車場で再びテント泊。
朝5時前にヘッドランプを灯け駐車場を出発。 初秋の落ち葉を踏みしめ、1時間ほどで大沢小屋を通過。 うっすらと雪化粧した谷間を目指し、沢沿いに進む。谷は左に曲がり、期待していた針ノ木雪渓に着く。季節がらこんなものなのだろうと言われるまで、私が妄想を膨まし過ぎたのか、残雪はカケラほどしかなく、いささかガッカリした。 狭い谷までは日差しが届かず、時折霜柱を踏みつけ、ジグザグになった道を300mもの高度を稼ぐ。 自分ではガンバッテいるつもりでも、若い3人に遅れ、改めてトシの差に落胆した。しかし、これからの「みちぐさ」を見る様で嬉しき、頼もしきなり。(^.^) 針ノ木小屋からは、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳の稜線、遠くは白馬岳の先、朝日岳まで見えた。 登山道には前夜の降雪で所々に雪があり、滑りそうな道を更に200m近くも高度を上げなければ山頂には到達しない。またもや若き3人に遅れ、ようやく山頂に着くと穂高連邦から立山連峰と360度のパノラマ、それと常に明るい彼らに迎えられ、まずは小さくバンザイ。立山をバックに大きくバンザイ。 (記)宮 |