2014/9/8-9 ムーンライトの越後三山

    メンバー : NY


 ムーンライトとサンライト
            腰抜けオヤジの越後三山


夕方のニュースで、今夜は中秋の名月と伝えていた。

明日、私は夜勤なので、午後からは眠っておきたい。

ならば、夜のうちに山歩きをしてしまえばいいと思いつき、月光山行に決めた。

水無の小屋に折りたたみ自転車をデポして大倉口に移動、21時に歩き始める。

樹間からわずかに月光が射すが、夜道の尾根は昼間より急に感じる。

まだ9月上旬、夜でも蒸し暑く、すぐに汗ダラダラになった。

四合半から、満月を浴びながらのウォーキングとなる。
夜なので露したたる巻道はやめて八峰ルートに入る。

初めて購入したトレランシューズの、抜群のフリクションのおかげで快適に通過。

入道岳から見渡す月下の山々が神々しい。

真沢に月光を浴びて白く輝いている部分が浮かぶ。
雪渓ではなく、幣ノ滝周辺のスラブであった。

なんという眺めだろう。

強烈なムーンライトで、オカメノゾキもすこぶる快適であったが、御月山の登りで足が重くなり始める。

とにかく急激な登り坂。

やっとたどり着いた祓川の水場で給水するも、暗くてルートがわからず、しばらくウロウロ。

無雪期にここに来るのは初めてなので、もと来た道を引き返してようやく夏道に入る。

中ノ岳への登りは雪の時期は快適な雪渓歩きだが、今は草付のトラバース道路。

ウンザリした頃、中ノ岳山頂へ。

ちょうど夜が明け、ボンヤリと日の出を拝む。

あとは陽光を浴びながら、平凡なハイキングで駒ヶ岳へ。

急降下して十二平へ10時40分頃到着。

気持ちの良いサイクリングを楽しみながら大倉口に戻った。

それにしても自分の体力の無さを痛感しました。

ムーンライトのはずが、後半はサンライトになってしまいました。

体力のある人には手頃なトレーニングでしょうが、私のような腰抜け中高年にはハードなハイキングでした。

それと、三山は駒から入るより、八海山からの方がはるかにきついと思います。