2022/4/17  裏妙義山丁須の頭

メンバー:(L)HS、OSe、(ゲスト)OT

コースタイム:7:20妙義山国民宿舎跡発--7:50木戸--9:10~10:00丁須の頭--
       11:30~12:00木戸壁--12:35妙義山国民宿舎跡到着



丁須の頭を空撮
丁須の頭の上で360°カメラ
丁須の頭の上で360°カメラ
丁須の頭空撮
丁須の頭から下降
木戸壁1P下降




【記:HS
 妙義山は低山であるがバリエーションに富んだ面白い山と思っている。
なかでも裏妙義の木戸壁や丁須の頭は私のお薦めスポットである。
岩や岩峰に登らなくても周回の縦走コースも見どころ満載で楽しい所だが、
夏場は熱く、山ヒルも多く生息するので6月~9月の間は注意と対策が必要だ。

今回の裏妙義山は80歳の叔父に丁須の頭を見せてあげたいと思い誘ってみた。
自分自身もロープワークの確認を兼ねて春は毎年ここにやって来る。
岩登りの感覚を思い出しながら軽く楽しめるところがいい。
途中の木戸壁も岩登りの体験には丁度いい岩場であり、叔父に初の岩登りも
経験してもらおうと計画を立てた。一人での案内は少し不安だったので
会のOSeさんにお付き合いしてもらい三人での山行とした。

いくら山に強い叔父と言っても80歳なので丁須の頭の下まで行って奇岩を
眺めるだけでもいいかと思っていたが途中の鎖場もスルスル登る様子を見て
これは行けると確信した。
丁須の頭には鎖が設置してあるが垂直で一段上がる所に足場が無く空中に体を投げ出す
姿勢に初めての人はかなり怖いと思う。登り方を覚えてしまえばさほど難しくはない。
しかし岩の上に立つと両サイド崖になった狭い立ち位置に足が震える。
鎖の支点にセルフビレーを取るが3人くらいがやっとである。

ここを目当てに登って来る人も多く岩の上に長くは居られない。
写真や動画を撮ったら早々に懸垂下降で降りる。
叔父の体力に合わせ余裕を持たせた計画時間だったが、はるかに順調に進んでいる。
ここからの展望も素晴らしく感動と興奮に後ろ髪を魅かれながら、次の木戸壁を目指した。

木戸壁の上部に2パーティほど張り付いているのが見えた。今回は叔父にクライミングの
システムを見せてあげたかったので1ピッチ登って降りると言う体験をしてもらった。
OSeさんの確保で私が登り、上で二人を確保した。
上部にいるパーティが降りてくる前に下降して駐車場に戻った。
面白い体験だったと喜ぶ叔父とOSeさんを見て私も連れてきて良かったと思った。
次は木戸壁の上まで叔父を連れて行くつもりだ。