メンバー:(L)NY.OS.シゲ
コースタイム: 5:58桜坂駐車場ー7:10大滝ー8:00飛び込み釜休憩ー10:53登山道接続ー
11:00巻機休憩場ー11:57水場ー14:24桜坂駐車場
この山行の数日前にノリさんより米子の沢登りの募集があり私も約20年前に一度行った時を思い出し
迷うことなく誘いに乗った。ここ数日雨らしい雨も全く降らず暑い日々を過ごしているので尚のこと思いが強くなる。
「経験?そんなものないよ!これから作るんだ」といつもの勢いで向かってしまった。
リーダーNYさんやOSさんは経験豊富で色々教えていただき、誠に指導宜しきでありました。ありがとうございました。
さて、沢登りとはどんなことか?兎に角というか、やはり水と遊べる楽しさは童心が溢れ出してたまらない。
シャワーシャワーシャワー!!カマにドッポーン!と飛び込み、もう一回ドッポーン!!まだまだドッポーン!!!
そして、シャワー!シャワー!シャワー!ってまるで犬が喜ぶように水と戯れている私。
つい調子に乗ってスリップ滑落しても「なーに、どうってことないさ、次回気をつければいいさ」
それに加えて心静めるゴルジュ帯や美しいナメ。とても楽しいひと時でした。これだから山はやめらんね。シゲ
《癒し、涼し、楽し 米子沢水浴び じゃぶじゃぶ》
暑い、暑い、暑い、これは、沢しか選択肢はない。お誘いをいただき、沢名人のNYさん、
米子は約20年振りという兄弟会社の大先輩であるシゲさんの3人で、米子沢水遊びに興じる。
彼らは、山で一緒になるのは初めてのようであるが、バリエーションの神様同志、水無渓谷やら藪尾根やら、
私の知らない世界の話がやけに弾んでいる。NYさんが、好敵手の相棒を見つけて嬉しそうにしている。
その傍らで、私は二人の仲に焼餅を焼きながら、沢水で足を冷やすのであった。
そして二人は、今度の冬には雪稜登攀の最強ペア誕生かと噂されるのではなかろうか。
先週NYさんが、米子の残雪の状態を下見に来てくれていて安心はしていたが、かなり大きく残っている所もあった。
シュルンドウが薄くなって崩壊近いが、左岸側の端をそろりと歩きほぼ難なく越えることができた。
但し、井戸尾根を下る時に6合目から見たヌクビ沢は、大量の雪に丸い穴がボコボコ開いて、
しばらくは危険立入禁止の様相であった。
スタート時は、NYリーダーから大滝は巻いて行こうとの話だったが、足並みを見てか行ってみようということに。
NYさんの猿が如き華麗な手足さばきでの先行の後、シゲさんも子猿が如く追随する。
狸かムジナのような私は、真剣勝負でついて行く。
昨年は、大滝手前の釜の縁を右側からヘツって右上するところで、敢え無く釜にドボンしてしまった。
しかし、今日はお助けひもを頂戴することもなく登ることができ、
近年落ち込む一方の自信を少しだけ取り戻すことができた。
そして、ハイライトの燕滝の大釜で、飛び込み遊びに興じる。
NY親分ドボン! シゲ先輩ドボン! 狸ジジイ ドボン!
キャッホー! ああ、涼しい、楽しい、仲間と遊べて嬉しいの三拍子。天気も心も晴れ晴れで、童心に帰る。
詰めは、NY親分の勧めで、いつもの9合目避難小屋方向ではなく本流を詰める。
そこは初めてだったが奇麗なナメになっていて、米子の魅力が増幅された。
数年前、ここを会山行の山スキーで、ハーフパイプみたいに気持ち良く滑ったのが懐かしい。
足並みが揃って、ほぼ計画通りの行程で無事に桜坂に帰着。
NYさんは、寿司割烹「八千代」さんに行くという。自分も行きたいが、翌日の会山行を控えているし、
帰ってからジャガイモを掘りたいので、グッとこらえて自重する。
シゲ先輩は、明日は浦佐アユ祭りで酒にまみれるらしい。羨ましい。
今日は、ほとんど巻かずに登ることができて、NYさんのおかげ様ではあるが、満足感が今までになくジワッと来た。
また、山猿が如き彼らと、山遊び・水遊びに興じる機会があることを念じている。
そのためには、狸のような鈍い手足さばきをもっと鍛えねばなるまい。OS