メンバー:シゲ
コースタイム:9/5 永松発電所鉄管路脇の登り口(5:30)→みやて小屋(6:15)→裏巻渓谷水平移動新道入口(7:10)
大窪沢渡渉(9:00)→割引岳山頂(12:30)→巻機山分岐(13:00)→巻機山小屋(13:30)
9/6 巻機山小屋(6:00)→牛ヶ岳(6:40)→旧道入口(6:50)→七合目(7:45)→
永松沢渡渉(9:00)三合目(9:40)→取水口(10:10)→みやて小屋(11:40)→
鉄管路脇の登り口(12:15)
今回は台風の直撃は逃れたものの雨の中、荒天に恵まれた山行となった。訳あって日にちを下げられなく
雨の景色もまた絶好に良いと思わずにはいられない心境でした。実際、高曇りで景色はいい。
今現在、キャンプ場からの車道は雪害の修繕工事で使えないので下からの出発となりました。
時間はたっぷり取ってあるのでゆっくりモードでGO!
みやて小屋について休憩し出発すると雨足も合わせたかのように強くなる。
旧道は2回も川渡りがあるから必然と新道を行く事になる、もし大窪沢が増水してたら引き返せば良いし
明日は天気はいい事がわかっているのでとにかく新道行ってみよう。しばらく水平道で渓谷を楽しみ
新道入口へ辿り着く、そこからは電光石火の如く急登が待ち構えていた。
要所要所にはトラロープが設置してあるのでありがたい。整備されている地元救助隊の皆さんに感謝するばかりです。
三合目を過ぎ一山超えて大窪沢に出ると水量はいつもと同じでジャバジャバ渡る。
それどころか雨合羽着ていてると暑くてしょうがないので泳ぎたくなり遊んでいこうかなともおもったが
後のことも考えるとそうも言ってられない。その後また登りに入るわけだが、また急登に喘ぐ、
しばらくして尾根に出ると今度は雨に加え風も少し出てきて横殴り状態になってきた。
ただしこれは体温冷却システムで実に気持ちが良い。それにしてもここも綺麗に登山道整備してあり愉快に歩ける、
感謝感謝!草付きに変化してくれば割引岳も近い。この辺もトラロープに助けられた。感謝感謝。
割引岳で少し休み巻機山へと向かう。今日は小屋泊まりと決めていたので気持ちに余裕がある。
小屋でも快適に休むことができた。
翌日、朝はガスがかかり気味の中の出発、結局、人っ子ひとり合わず(こんな日に来るアホは僕だけだ)旧道に向かう。
歩いていくうちに青空が出てきて気持ちが良くなる牛ケ岳も過ぎいよいよ旧道下り、
わぁーここもキレイに草刈りがなされている。と喜んでくだって行くとステーンと尻餅、またしてはすってんころり、
昨日と今朝の大雨で地盤が緩んで滑るすべる。なんか、おかしくて大笑いした。
その後は痒いところに手が届くようにトラロープが設置してあるのを大いに活用させていただき慎重に下る。
ペイントもしてあり分かりやすい。そして、どんどん標高を下げてくれば目の前に大兜山ドーンと見えてくる。
さて、永松の渓谷まで下りてくる頃には気温も相当上がり顔や足を川で冷やす。
今度は右岸を巻くのである程度まで登りが続くし気持ちを引き締める。
高巻き路もまたよく整備してあるので歩きやすい。ただし落っこちると下は永松沢の上部ゴルジュ帯なので
緊張はしておかなければならない。三合目も過ぎしばらく歩いて取水口が見えてくれば下って左岸に川渡りとなるが、
ここはコンクリートの水路をジャンプしなければならない、落っこちると下部ゴルジュを流される事になる。
一応、コンクリート堤体に上られるよう鎖はあるが相当腕力が必要だろう。これから水平道を戻るがそれにしても
五十沢上部下部ゴルジュ帯はいつ見ても美しい、天気もすこぶる良くなり五十沢渓谷を堪能しながら歩くことができました。 シゲ