2013/6/30 佐梨川 道行沢小倉沢

     メンバー : (CL)宮・MS・YH・AS
     天  候  : 曇り


ランクは初級です。ルートは駒ノ湯登山口の吊り橋と林道終点からも入渓できます。
今回は吊り橋から入渓。左上にある林道と並行して平坦な河原を歩き、林道終点を過ぎてから地図・地形の見方を学習して50分位で小倉沢への分岐に着きます。

河原歩きでは、尾根道とは異なった沢独特のバランス感覚を感じてもらえたと思います。
その先では、高さもなく滑って落ちても浅いので、ホールドの選択と体重移動の練習にもなり、何より落ちるという恐怖心、及び自分のバランス許容限界を試すことができ、とても良い体験でした。

今年は、雪渓が下流部で遅くまでガンバッテいたので迷わず撤退しましたが、分岐から先ではシヤワーを楽しめる箇所もあり、沢からは尾根筋が見えるので、1時間位で小倉尾根の登山道に出ます。
尾根を歩きながら見る景色と、下から見上げる景色とでは感覚が違い、遡行が初めての方にとってはとても良い体験になったと思います。   (記)宮

初めての沢登りということもあり、集合時には緊張と不安が一杯だった。以前から沢をやりたいと思い楽しみにしていたが、いざ目の前に来ると気持ちも複雑だった。
道行沢までの河原歩きはバランスがうまくとれず、ふらつきながら歩いた。浮石がどれかも判断が出来ず、滑ることもしばしば。それでも歩いていくうちに慣れてきて、歩くペースを上げていくことが出来た。

途中の分岐まで、宮さんからマタタビや木々などに植物や沢の基本について、教えていただきながら歩を進めた。沢の植生は尾根と違い、景色を見ているだけでも面白かった。また雪解けが遅いので、一足遅く芽生えた植物も多く、再び早春の植物に出会えたことに喜びを感じた。

分岐を越えると登りが出てきて、段々と沢らしくなってきた。初めてのことが多かった為か、この地点ですでに疲労を感じた。バランス力の大切さを痛感した。 そして、小さい滝を幾つか登ったところで雪渓に出会い、この地点で遡行中止。
最後まで行けず残念だったが、学びの多い山行だった。
                  (記)A・S

沢登りの練習ということで、宮さんにYHさん、ASさんと道行沢に連れて行ってもらいました。宮さんには家から集合地まで(帰りも)車で送って頂いた。ありがとうございました。

入渓してからしばらくは沢に慣れるために河原?を歩くことになった。個人的には2回目の沢登り(1回目は贅沢にも赤木沢)であり、なんだかんだ上手く歩けるのではないかと思っていたが、何度もバランスを崩し調子には乗るもんじゃないと思った。

途中(簡単に)地図の読み方や、周りの草木(またたび等)について教えてもらいながら進むと出合につき、そのまま進んでいくと、少し登りが出始め、それを登っていくと巨大な雪渓が現れた。広島の瀬戸内海沿いで生まれ育った私は、雪をみるだけで興奮するのに、あれほどの大きさの雪渓を見て興奮しないわけがない。疲れていたが元気が出た。しかし今回は危ないということで引き返すことになった。最後まで行けなかったことは残念だが、当時(今)の自分ではあの雪渓を突破できる気はしなかったので、そのような判断となりほっとした。

下りは登りよりきつかった。途中休憩をはさみながら歩き、最後は林道に合流し車のある場所まで戻って解散。
今思うと米子沢に行く前に道行沢に行ったり、懸垂下降の練習やちょっとした岩登りの練習をしておいて良かったと思う。うまくは言えないがちょっとした積み重ねなのではないか。教えてくださった宮さんや、一緒に練習した、YHさん、ASさん、H君に感謝します。ありがとうございました。   (記)M・S