2014/1/11 八海山新年山行 その1

   メンバー : スキー((L) のり、IT、TH)スノーシュー(ON、TT、AS)
   ロープウェー山頂駅 9:10・・・女人堂下 12:15・・・ロープウェー山頂駅 13:30


小正月は大雪が降る。この地方では昔から言われていたこと。温暖化で最近は昔ほどではなくなったが、今日は・・・。

八海山スキー場のゲレンデトップからはいきなりの急登だ。尾根に出るまでは短い距離だが、このルートで「女人堂下の登りの次に辛い」と思われる登りである。
まず先頭を行くのは今シーズンも山スキーに燃えるIさん、次に進歩目覚ましいTさん、そしてリーダー。と言うように3人のスキー隊が先陣を切るが、スキーでも膝上まで沈んでなかなか辛そう。スノーシュー隊は20代のAさんが続き、30代のTさんと私が後を追う。

スキーの後は楽チンだったが、尾根に出てから先頭を交代すると、ちょっとした斜面では胸までのラッセルで、進むというよりもがきである。

9日夕方から今朝までに降り積もった雪は、ストックを思い切り刺しても硬い層に届かず、新雪が1.5m以上はありそうだ。乾いた深雪はスノーシューで踏んでも固まらず、さりとて若い時のように脇から足を抜こうにも、その足も上がらず、スキー隊に助けられながら25分ほどで1250mの高みに着く。
天候は雪だが風は弱く、視界もルートファインディングに困るほどではない。

1250mから大倉口の分岐点へは、左の緩い斜面から回り込む事もあるが、右(南)側から風が吹いて来る為、左側は吹き溜まりで雪が深いことが多く、ここは夏道通りに急登を下りる。

下りたところからから池ノ峰下までは500mほどの道程で、等高線上は比較的平坦だが、無雪期でも実際は小さな凸凹があり、積雪期はそこに吹き溜まりが複雑にできて、特に今日みたいに積雪量が少ないと難儀させられる。

今回のメンバーは、いわゆるロートル男2人に幅広い年代?の女性が4人。こういう時は、やはりラッセルに力が入ってしまうのはロートルと言えど男のサガか。

交代で深雪と戯れながらも順調に歩を進め、池ノ峰下を右折し、女人堂に向かう尾根に上がると風が強まって来た。ここに来ると風が強い分、ルート次第でラッセルが楽になる。

お昼過ぎ女人堂下の急斜面手前でタイムアップとなり、風が強く、楽々休んでもいられない状況で、早々に引き返す。

帰りは往路のトレースを辿って行くが、ところどころ地吹雪で埋まってしまっているところもあり、ストックでつついてトレースを探りながらの帰路となった。

降雪時の深雪ラッセルは忍耐の部分が多いが、仲間の顔は明るかった。      (記)O.N