2014/2/11 四阿山 好展望山スキー

    メンバー : OS (記)、+1

菅平のダボススキー場を過ぎ、しばらく圧雪路面を走ると四阿高原ホテルの登山者用Pに着く。
駐車場はすでにいっぱい。止む無く路肩駐車する。
気温は-11℃。菅平高原はさすがに寒い。

ホテルを右手にまっすぐ進む。しばらくは緩やかな林間を歩く。樹林の中から青空が覗いて気持ちがいい。
夏場は牧場になっている。
樹林を抜けた所で有刺鉄線をまたいで越えると、広々とした大雪原が広がり、その先には、根子・小根子と四阿山のピークが見える。根子岳の前半の平原と同じような光景である。

青空が広がり白い山々がきれいだ。傾斜が緩やかで快適に登っていく。
後ろを振り返ると、北アルプスの山々が見えてきた。
素晴らしい。思わず感嘆の声が上がる。振り返り振り返り見ながら進む。
目指す山頂は、まだ遥か彼方である。先はまだ長い。目の前の樹林に包まれた大きな山を越えなければ山頂を射程距離に捉えることはできない。

平原の中間で、北アや乗鞍等の展望を楽しみながら休憩する。
樹林の山に突入。トレースがあって歩きやすいが、徐々に勾配が増してくる。
朝早く登ったスノーシューの団体とスライド。まだ11時前で、こんなにいい天気なのにもう降りるなんてもったいない。

けっこう疲れてきた頃、樹林を抜け最後のピークへの取り付きにかかる。
スキーの気持ちよさそうなシュプールがあちこちに見える。早く滑りたいが、ピークにも行きたい。
最後の登りは狭くて急勾配となる。しかし、何とかスキーで登れる。

12時半、2,354m山頂着。やった~、着いた。真冬の四阿山に来れるなんて。数年前までの自分たちでは考えられない。そして、周りは素晴らしい絶景。

南ア・富士山方面はガスって見えないが、あとは、妙高・火打、白馬~槍の連山、乗鞍等良く見える。やはりこの時期の北アの峰々はゾクゾクするほど素晴らしい。

ちょうど太陽が真上に上がって、鹿島槍・五竜から白馬のあたりが、急峻な岸壁の濃淡が強くなり力強い景観となっている。
一眼レフを持ってきたので、息を呑むように撮りまくる。

山頂祠の前で腹ごしらえをし、滑走態勢に入る。最初の急斜面はボーゲンで慎重に下る。緩斜面に入ると、アイスバーンとパウダースノー、クラスト斜面と複雑に変わり、その変化への対応が難しいが結構楽しめた。しかし、細かい樹林帯に入ると、滑るというより迷路の中の障害物をよけるような感じで大変だ。

絶景を見ながらの滑走も、牧場の緩斜面平原を過ぎてフィナーレを迎える。
最後の樹林はトレース沿いに下って、お楽しみ終了。
スキー滑走はいまいちであったが、展望は十二分に楽しめた。
帰りは車のドアが凍りつくアクシデントはあったが、鳥居峠を越え、群馬周りで無事帰着した。