2014/2/24 谷川岳東尾根

    メンバー : AS(記)、HS、+4
    登山指導センター 3:30・・・一ノ倉沢出合 5:15・・・シンセンのコル 7:10・・・
    国境稜線 13:40・・・肩ノ小屋 14:40・・・登山指導センター16:20

登山指導センターに前泊し、朝3時半に出発。一ノ倉沢出合までラッセルはほとんど無く、トレースをたどる。

出合からシンセンのコルまでは若干トレースが残っているが、ほぼ雪に埋もれていた。

一ノ沢の急斜面では雪が深いところもあり、きついラッセルを強いられる。ここではラッセル隊長(HSくん)が雪をかき分けずんずん進んでくれた。

急登を終え、尾根の上で休憩をとる。辺りを見渡すと周囲の山々が光を浴びて、美しく見える。

マチガ沢斜面を見るとボードのトラックが増えていることに気づく。朝7時の早朝。しかも急な崖から降りている。こんな人もいるのだと驚く。

ここからは尾根上では時折ロープを出し、確保をしながら進む。トレースはほぼ無し。ルートを探しながら登る。
例年に比べ雪が少なく、岩が出ているらしい。

岩と雪の間の空洞があいていて、時々落ちそうになりドキッとする。

途中、クレバスが道をふさぐ。皆はジャンプで乗り越えたが、私は無理。悩んだ末、アドバイス通りクレバスの中へ。

恐る恐る降り立ったが意外と中はしっかりしており、体を乗り上げクリア。

最後の国境稜線直下斜面のラッセルも厳しい。

足元では「ドンッ…」という鈍い響きが。嫌な響きにドキドキしながらも、先行者が稜線上の登頂を待つ。

稜線上の雪庇を崩し、登頂。私は最後身体を持ち上げるのに苦労し、スノーバーをお借りして登ることになった。

国境稜線を挟んで反対側は一面の雲海だった。ここでも雲海になるのだと驚く。

頂上で少し休憩をして、西黒尾根を下山した。同行者一名は沢をボードで滑走。

クレバス、急斜面のトラバースなど多くを学び、実感できた山行だった。

天気にも恵まれ、遠く八海山、駒ヶ岳も望めるこの冬一番の晴れ山行だった。