四季を問わず心を満たしてくれる山、私にとって駒ヶ岳はそんな存在のような気がする。
シルバーラインが開いたと聞いてまずは上りたくなる山だ。
晴天の週末だからさぞかし大勢のスキーヤーが入山するのだろうと思っていたが、我々の他に2台ほどしか車はなかった。
林道は締まった雪でつぼ足で歩く。
道行山の取り付きでアイゼンを着けた。
ガマンの急登を終えて道行山山頂に着くと、駒ヶ岳の白く大きな雄姿が迎えてくれた。
小倉山のトラバースを無事通過し、黙々と歩を進める。
途中、とてもテンポのいいスキーヤーに越される。
心配していたクレバスや小屋直下の急登もきれいなステップがあり難なく通過できた。そのまま山頂へ・・・。
到着すると雪から体を出した猿田彦さんが出迎えてくれた。
今年もお世話になります。よろしくお願いします・・・。
山頂は穏やかで360度の景色を見ながら昼食を摂った。小屋の脇でも休憩。
下山は展望を楽しみながらゆっくりと歩いた。
林道に下り振り返ると、キラキラと輝く山容がとても美しかった。
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