メンバー : IT(L)・TH(photo)・YK・ノリ(記)
26日(晴れ) 大野台 9:30・・・滝ノ小屋 13:00/14:20・・・月山森 15:40~~~~~~滝ノ小屋16:10
27日(晴れ) 滝ノ小屋 6:40・・・行者岳 9:40・・・七高山 10:30・・・新山 11:00/11:40~~~~千蛇谷~~~~
七五三掛下部 12:20・・・伏拝岳直下 13:40~~~~~滝ノ小屋 14:30
28日(曇りで視界悪い) 滝ノ小屋 7:00~~~~~大野台 7:40・・・車 8:00
「鳥海山」いつからこの山に行き始めただろうか。
毎回、鳥海山の素敵な横顔を見せてもらっていたが、今回は鳥海山の全体像をうっすら見たような気がする。
懐かしの滝ノ小屋をベースに2014GW前半戦が始まった。
小屋はまだ管理人さんはおらず2階の小部屋を借りる。
到着が早かったので、「ちょっとそこまで」というリーダーの怪しい一言で歩き始める。
「ちょっとのそこらへん」というのは、人によって感覚が違うらしく、予想を次々に裏切られながら月山森に到着。
我がリーダーはそこから下に滑り込み登り返す勢いであったが、何とかやめてもらう。
小屋へ向かって滑り出せば、気持ちがいいばかり。
もったいない思いであっという間に到着。
トイレの前は厚い氷が張っていてドアが開かないので、備え付けのスコップで割って開閉スペースを作る。
夕餉の宴には、長岡と縁のあるという地元のお二人が訪ねてきて下さり、賑やかなひと時となった。
翌日も快晴。
小屋上部から行者岳を目指す。
傾斜の緩い斜面を選び蛇が寝そべったような岩を左から回り込み左の稜線を目指す。
途中ハイマツも出ていて格好の休憩場となる。
行者岳に着くとさすがに風が強く合羽を羽織る。
景色は突然ガラッと変わり、鳥海山の起伏ある頂点たちが目に飛び込んできた。
スキーを背負い、七高山へ。
途中、昨晩の飲み仲間と挨拶を交わす。
七高山から新山までの下りは、傾斜は急だが雪は緩んでいてステップもしっかりついていたので、ピッケルとキックステップで楽しく下る。
新山にて休憩。
THさんの入れてくれたカフェオレが甘くて美味しかった。
周りのモンスターのような雪の造形に圧倒される。
今年は雪が多いそうだ。
さあ、いよいよ千蛇谷へ。
千匹の蛇を繋げた程長いからか、千匹の蛇が住んでいるのか詳しく聞いたことはないがいい名前だ。
鳥海山にすっぽり包まれながら、滑りやすい雪質と傾斜の谷をどんどん行く。
もったいないけどどんどん行く。
楽しすぎて止まらない。
どんどんどんどん仲間の笑顔に吸い込まれていく。
千蛇の谷はまだまだ続くが、途中からスキーを担ぎ、左の斜面に取り付き七五三掛までのトラバース。
年によって状況が変わってくるルートのようだが、今年はしっかりとトラバースが切ってあり、アイゼンとピッケルでいい緊張感の歩きができた。
すみません、私は今回アイゼンを持ってこなかったのですが・・・懲りない性格は命取り・・・反省。
そのまま、文殊岳を過ぎ伏拝岳直下へ。
今日はここまで。
滑る斜面はわれらが独り占め。
さっき見た祓川からの人々が嘘のよう。
足は疲れているが、思い思いに、歌を歌ったりなんかして滑り込む。
途中、ハイマツに寝転がり香りに包まれ幸せ気分。
いい1日だった。
翌日はガスって見通しの悪い中下山する。
昨日、一昨日の天気の良さは奇跡のようだ。
みんな、素晴らしい3日間をありがとうございました。
またもや仲間に感謝!です。
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