2014/4/6 雪上訓練 in 銀山平

    メンバー : 宮(記)、のり、KK、(HC) YK、TH

    
 --訓練の報告--

まずは転倒しない事が一番なのですが、不測の際に滑落停止ができるのだろうか?という疑問から始めました。

よって滑落停止と言うより模擬体験といった、滑落時の心の準備といったところでしょうか。

メニューは模擬滑落いろいろと、ピッケル・スノーバー・雪での支点作りを実施しました。

滑落要因の多くは足元の何かにひっかかったりすることで、バランスを崩し転倒して滑落するというパターンが大半だと思います。

アイゼン歩行の際は足元を意識し、ピッケル制動の心の準備をしておくことが、大切である事は承知していても・・・。

ヒューマンエラーは人である限り確率的にもおこりうるものです。

雪質・量・斜度により助かる事があるかも知れませんが、模擬体験をしてみて転倒と同時に思考能力はゼロ。

ピッケル制動どころか、体を動かすことすらできず、滑落速度だけは加速していく。

滑落停止は転倒と同時にピッケル制動に入らないと、一瞬で滑落速度が加速して停止ムリムリ。

教科書にはいろいろと書いてあり、むろん停止技術も大切なのですが、まずは頭で考える前に本能的に滑落停止に入らないとヤバイと思います。

座った体制からでも20~30mは滑るのに、心の準備がないと転倒してから脳みそ回路が動きだすまでには20~30mは滑落し、体が動くのはその後になり転んだら最後・・・・。

ピッケルの長さも大切。