24日(土)は「ザイル開き」と称する前夜祭で、翌日の好天と安全を祈念する。
(早い話が焚き火&バーベキューの飲み会)
世の更けるまで亡き友を偲び、山や遭対の事を熱く語る
25日 午前の部 8:00~11:30 / 午後の部 12:00~14:30
メンバー : ON(L)、ミヤ(photo)、MS、MT、TT、OSe、AS、HS、NY、ノリ(報告)、(HC)TK、TH、SM
毎年2回行っている遭難対策訓練。
きっかけは、25年前に大事な仲間を谷川岳で亡くしたことから始まる。
参加者は、自分が行く山に対する危機感をどれだけイメージできるかで、参加目的が違ってくるように感じた。
大勢の仲間に参加して欲しいと思っているし、自分と仲間の命を守る訓練だという、共通認識を持てるようにしていきたい。
8時に集合。 ラジオ体操で体をほぐす。
しっかりやると、全身にある400箇所の筋肉に作用するそうだ。
歩き出す前には、ストレッチなども事故防止の一つであるように思う。
午前中は公園内の川沿い斜面で練習する。
①簡易ハーネスの装着と下降
・簡単な装着の仕方を練習。
ポイントは、スリングの先が下になるようにループを作る事と、通す方は下から入れて上からかぶせること。
120cmのスリングと安全環付カラビナのセットは、みちぐさでは山行時必携となっている。
・2人一組になりムンターヒッチ=半マストなどで、ロワーダウンの練習。
ロープを出す側と、降りる側のコミュニケーションが大事だが、声以外の方法も必要な場面がある。
②ロープの結び方の練習
・グローブヒッチ=インクノット=マスト結び。
自己ビレイを取るとき、立木にロープを固定するときなどに使う。
他、インラインフィギュアノット=縄梯子は、急な斜面などで結び目を掴んだり、輪っかを大きくして足を入れて登ったりする。
この秋のオツルミズでも役に立つかも。
立ち木のグローブヒッチは、あまり使用場面がないせいか単純なのに難しい。
肩絡み懸垂は、体へのロープの巻きつけ方に頭をひねった。
実際の懸垂では、ロープのくい込みが強い。
③確保・下降器を使った練習
懸垂下降や下降中の仮固定の練習をした。
理屈で覚え、手技を覚えるのは繰り返しの練習しかないと感じた。
午後からは、権現堂山の登山道脇の岩場で実践練習をする。
HCのメンバーには、リーダーが付きっきりで練習していた。
最後は30mくらいの斜面を、簡易ハーネスとロープで降りてきていた。
今日の収穫は大きかったと思う。
普段の山行では無い場面だろうが、何かあった時には確実に役に立つ。
自分のみならず、仲間が落ちた時もイメージしてみてほしい。
山の会のメンバーは、支点つくりやザイルの投げ方、懸垂途中の仮固定の実践。
普段ロープワークをしていないと戸惑ってしまう。
仮固定は午前中に練習したばかりなのに、細かいところを忘れている。
仲間に聞きながら繰り返しの練習をする。
これからのシーズンを無事に終えて、秋にいいザイル納めができるようにしていきたい。
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