ついに憧れの一ノ倉の懐に入りました!
いつも下から眺めては、登れっこないと思っていました。
シュルントに落ちた話を聞いて雪渓のアプローチを黙々と歩き、落石もあって南稜の取付までが一番緊張しました。
南稜の登攀はそれほど難しくは無いのですが、高度感があり滝沢スラブが素晴らしい眺めでした。
下降では、上部は登りとは違うルートをとるため、1人だったら何にも分からず登路を降りて、他の登攀者に迷惑をかけたでしょう・・・。
先だって、ロープワークの講習で気をつけるべきこととして習っていたにも関わらず、下降器も落としました。
う~ん情けない・・・。
途中、遭遇した救助ヘリも緊張を高め、この下降が今回最も恐ろしいものでした。
しかし、やっぱり達成感は最高でした!
いつかは稜線まで抜けて縦走してみたいです。 ***** HS
冬に初めて訪れた一ノ倉沢。
その時の真っ白な雪景色が新緑と残雪の爽やかな景色となっていた。
今年の雪は少ないのではないかと心配したが、まだ5月の最後ということもありテールリッジまでしっかりと雪が残
っていた。
慣れない残雪歩きと初夏のような陽射しで少しバテながらのアプローチ。 下りが怖そう・・・」
滑りそうな雪の斜面を見て、登る前から下りの心配。
今回の南稜が初のマルチピッチ。
慣れないビレイだったが、Oさん、Hくんにアドバイスをしていただき、コツを掴むことができた。
谷川の岩の脆さと高度感楽しく、あっという間に終了点へ。 リードをしていただいたOさんに感謝。
帰りはもちろん滑り(転び・・・)ながら下山。 やはり雪は苦手なようだ。
岩登り以外にも、ロープワークを学ぶとてもよい機会だった。
ビレイ、懸垂下降を実践し、いくつかの課題(一番はアプローチかも!)を見つけることができた。
今後この経験を生かし、技術を高めたい。 ***** AS
それは私のザイル忘れから始まった。
道の駅「湯之谷」にて。「ザイル持ってきた?」Oさんのその一言が、私をミヤさんの元へ走らせた。
”嫌な予感・・”当然の思いだった。
いつもながら、開放的で圧倒的な一ノ倉沢。
残雪を歩き始めテールリッジに取り付くと、体が鉛のように重くなり、先行する3人を見上げるとめまいと吐き気が
。
く、苦しい・・・取付まで行けるだろうか・・・? いや、今日は南稜を登って諏訪の湯でふわ~~っとするんだ!
更年期(かどうかわからないけど)になんて負けへんで~~と、心は大阪のおばちゃんになり、何とか南稜テラスへ
到着。
今日のパートナーのMさんに「1、4、6ピッチお願いね。ツルベにならないけどさァ」と、意味不明なことを可愛く
(したつもりで)懇願する。
しかし、トップというのは、聞いてはいたがセカンドとは違う世界の出来事だ。
今まで10回くらいは登らせてもらったが、細かいルートは覚えていない。
ザイルはスムーズに上がってこない、セカンドの確保はこれじゃダメじゃんと、朝の予感が的中だ。
人間、年齢的に死に近づくと怖さが増すのか、今日一緒の若者達はさっくりと登っているのに、私は一手に躊躇して
しまう。
年のせいじゃないか、前を行くOさんはいつもと変わりないんだからね。
頼もしいMさんに引っ張ってもらいながら、登攀終了。 あとは懸垂と最後まで気の抜けない下山ルートが待っている。
日々精進。 今年の沢登りのためのいいスタートが切れてよかった。
みんな、ありがとう。感謝! ***** ノリ
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