2014/8/1-4 西穂高岳~槍ヶ岳

    メンバー : AS(記)、+2
    
前日、西穂山荘まで入る。
Tさんとは初めて一緒に登る。
山小屋に勤めていたこともあり登り方が上手い。
この日はとっても良い天気で、この先に進めないことが悔やまれる。
私はここで高所に慣れるよりも強い日差しに負けてしまい、少々夏バテ気味になる。

次の日は奥穂高までの縦走。
朝は少し雲があるがガスはなく、周囲の山々を望めた。
西穂山頂を過ぎ、右手を見ると八ヶ岳の山並みの間から富士山が見える。
久々の富士山。
最後にあったのは昨年の八ヶ岳なので一年ぶり(?)の再開。

奥穂までの道のりは始終ガレ場だったが、そんなに危険(!)という場所は無かった。
ただ人が多いので、すれ違いや落石には気を使った。
特に海外(韓国や中国)からの人が多くて、挨拶は元気よくしてくれるのだが、落石があって怖かった。
1グループ20人くらいなので、すれ違いも一苦労。

とうとう有名なジャンダルムへ。
ジャンダルムは乗り越えるもの!と思っていたが、反対に降りるにはロープが必要だった。
仕方がなく、上まで往復してから右へ巻いていく。

馬ノ背は傾斜があるやせ尾根だが、手足がしっかりしているので、スムーズに抜けられた。
(ただ雨の日は通りたくない…)

程なくして奥穂山頂へと到着。ここでテルさんはテント場確保のため、先に山荘へと向かう。
Tさんと私はしばらく山頂で休憩。しばらくして穂高岳山荘へ下った。

奥穂山荘前は多くの人で賑わっていた。
テント場が心配だったが到着時間も早く、またヘリポート場も開放するようなので大丈夫だった。

私は朝からの頭痛であまり元気が無かった。
頭痛は奥穂山荘に着き休んでも治らず、お腹の気持ち悪さも加わり悪くなる一方。
夕飯も2時間かけてやっと食べられるくらい。
他のメンバーも心配し、明日状態が悪かったら下山することになる。
夜中は何度も起き、深くは休めなかった。

3日目の朝、頭痛は少し良くなっているが、まだ行けるかどうかの微妙なライン。
朝の準備をゆっくりさせてもらい、調子をみることに。
朝ご飯は食べられなかったが、頭痛は段々と治まってきた。
素晴らしい朝日と朝焼けをみて、テンションをあげて出発する。

北穂高岳に着くころからガスが出てくる。
北穂高小屋では素敵なテラスに感動。いつかここで一日中ゆっくり過ごしたい!

南岳小屋に着くころには周囲はガスで小雨が降ってきた。
Tさんは小屋の方々にあいさつをして、近況や天気を聞いていた。これからの天気は悪くなるそうだ。

南岳を越えて、氷河公園への分岐。
私の体調はすでに良くなっていたが、残り時間と天気、疲労を考えて今回は北鎌はパスすることになる。

槍ヶ岳山荘に着くと少し雨が強くなる。
テントは天気が悪いことと、大きめだったためか近くに張ることが出来た。
残念ながら槍ヶ岳はガスの中。雨は降ったり止んだりだったが、辺りはガスが広がっていた。

雲の流れがあり、もしかしたら見えるかもと期待して見るも姿をみせず。次回はぜひ姿を見て登りたい。

4日目は来た道を引き返し、槍平小屋へ下った。
今回の山行では北鎌を挑戦できなかったが、また挑戦してみたい。
何といっても2日目の高山病から回復し、怪我なく山行を終えられただけでも良かった。
また、高山病の程度と回復過程を体験したので、今後生かしていきたい。