2014/8/4-15 北アルプス から トルコ アララット山 ( 5165m)へ

    メンバー : AS、+ツアーの仲間 7

7月31日(木)から3泊4日、生徒引率にて立山周辺を歩く。
雷鳥沢2300mに2泊できたので、多少の高地順化ができたかなあ。
自宅で1泊した後、8月4日(月)成田に向かうが出発は遅れ、日付の変わる直前23:30 成田空港を飛び立つ。


旧約聖書創世記に「ノアの方舟」がたどり着いたとされるアララット山。
真偽はともかく、暑い夏を逃れるには良い。

久しぶりに長い休暇がとれたので、ツアー登山にて連れていってもらった。

首都圏から4名、関西圏から2名、私、東京都在住のガイドツアーリーダーの8名が参加した。

結果的に参加者全員がキリマンジャロ登頂者であった。

5日(火)
5:00 イスタンブール空港到着。
時差が6時間あるから、12時間のフライトである。

お日様には追いつけない。
地球の自転速度は超高速なんだなぁ。

ウクライナ上空を通過するのが最短なのだが、例のマレーシア航空機撃墜事件のためか、ソチ近辺に迂回しイスタンブールに到着。

ホテルに到着後、散策、市内観光。
そのまま、時間的には地方空港に行けたのだが・・・。

毎日出発ではないのかなぁ。
山に行く前の観光は気が乗らない。ホテル泊。

6日(水)
10:00 イスタンブール空港出発、12:00 アール空港着。
送迎車に乗り途中昼食後、16:00 ドゥバヤジットのホテル着。

夕食前に、ブーツとアイゼンのチェックを受ける。
皆さん冬山用高所登山靴を新調したようだ。
私はいつものスキーで履くブーツと、30年前の12本爪アイゼン。
なぜか現地ガイドが絶賛してくれた。

7日(木)
8:30 標高1670mのホテル発。
ドゥバヤジットはイランとの国境まで35㎞。

郊外には軍隊施設がある。
ワンボックスカーに揺られる。
途中、軍のチェックを受ける。

9:30 エリ村上部標高2300mにて降りる。
馬に荷を背負ってもらう。
軽荷のハイキングは快適だ。

ようやくアララット山が全貌を現す。

途中、クルド族の子どもたちが歓迎してくれる。
手作りの民芸品は帰りに所望しよう。

冬場はエリ村に暮らし、夏場は放牧のため、上部に遊牧テント生活をしに来ている。

お花畑もありますよ。

14:40 ベースキャンプ標高3200m着。
まだまだ輝く山頂は遠い。

8日(金)
8:30 ベースキャンプ発、ガラガラした岩尾根をひたすら登る。

12:00 アタックキャンプ標高4100m着。

12:40 発、14:40 ベースキャンプ標高3200m着。

この日は、高度順化のための足慣らし。
アタックキャンプを往復するだけです。
皆さん順調のようです。

山を下るバイクライダーさんには少し驚き。

9日(土)
8:30 ベースキャンプ発、11:50 アタックキャンプ標高4100m着。
アタックキャンプから見る頂上は、風が強そう。
雲が流れていきます。

右に見える滝はなかなか見応えがあります。
頂上を翌日に備えて休養です。
深夜、早朝出発にて早めに寝込む。

10日(日)
2:00 深夜にアタックキャンプ発、1000m以上の登りだ。
氷河取付までは一歩進んで半歩下るような不安定なガレ場が続く。

比較的傾斜の緩い尾根上の雪面にて、アイゼンを装着する。
やや傾斜が増した雪壁を、左から回り込むように登り終えると頂上に到着する。

7:00 アララット山頂上5165m着。
記念写真。 風が強い。

体感温度はマイナス20℃とガイドが言う。

ちゃんとしたオーバーミトンの不備だった人は、指先の感覚が無かったという。

頂上からは小アララット山、イラン国境地帯、アルメニアへと続く山と谷が見下ろせる。

空は濃く青い。 早々に下山する。

10:00 アタックキャンプ着、13:30 ベースキャンプ着。
遅いパーティーの場合、夕方に到着も多い。

頂上から2000mを下るのだから。
暑い。
太陽の下では30℃になっている。

11日(月)
8:30 ベースキャンプ発、11:30 エリ村2300m着、12:30 ドゥバヤジットのホテル着。

12日(火)
ドゥバヤジット周辺観光。

13日(水)
ドゥバヤジットホテル、アール空港、イスタンブール空港、ホテル着。

14日(木)
イスタンブール観光、21:00 イスタンブール空港着。

15日(金)
1:00 イスタンブール空港発、18:30 成田空港着。

今回は、アタックの日に、つまり1000mの登りと2000mの下山の日に酷い下痢となってしまい、休憩の度にdroppingとなり、休息タイムなし、飲食なしに近い状態となりきつかった。
登山では体調を万全とするように気をつけたい。

下山後、ドゥバヤジット、イスタンブールで計20㎞jogしたものの甘かった。

8月31日、北海道マラソンは、昨年よりも1時間も遅い4時間50分でした。
走り込んでいなかったからねえ。

何事にも準備が大切ということでした。