2015/2/21 八海山新開道 誰がつけたか「カッパ倉」

     (L) IT、TT、YK、ノリ(記)
      7:00 山口集落はずれ発--11:00~11:50 1268m(カッパ倉)~~~13:00 登り口


   去年の2月、広堀から阿寺山に登った時、ガスの切れ間から見えたのが八海山の新開道だった。
   美しく凛と伸びるその尾根に、いつか自分の足で登ってみたいと思った。

山口集落のはずれに車を止め、道路脇の雪壁に掻き登る。
広い雪面は夏に屏風道や新開道に行く夏道につながっている。

どんどんと進んで、途中強引に枝尾根に出る。そこから一旦下りブナの林の斜面を目指す。
所々急な斜面のラッセルに難儀しながらも交代で順調に進む。
最後の急な登りはスキーをはずしてツボ足で登った。

体中を使って雪と格闘・・ああ、面白かった。
自分を投げ出したくなるような苦しさは、好きではないけどやめられない。
しかし、条件によって凍っていたら今日の装備では登れなかっただろう。

右手を見ると阿寺山。今日はONさんが登っているはずとみんなで見つめる。
882mあたりからは、こんなところに足を踏み入れてはいけないのでは・・と、思ってしまうほどのキラキラ輝く自然のままの稜線が続く。

目指すカッパ倉までには小さなアップダウンが何度かあったが、途中からの八ツ峰があまりにも素晴らしく癒される。
1268mのカッパ倉で大休止。
八ツ峰があまりにも近すぎて「あんまり近くない方がいいね~」なんて贅沢を言いながら四方の遠景を満喫する。

こんな時間はあっという間に過ぎるもので、私にとっては試練の滑りが始まった。
さっそうとシュプールを描くTTさん、カッコよすぎる。
ITさんはいつもの歌いながらの気分上々の滑り。YK選手は私の伴走をしてくれて、ターンのタイミングを教えてくれる。

無事に滑り降り、今日もいい一日が終わった。みんなどうもありがとう。またお願いしますね~~。