計画書は巻機山に抜けるつもりで提出。 ２時に土樽駅をスタート。晴れてはいるが月光なしで、真っ暗闇の蓬沢。
前日の降雪で、ひざから股下までのラッセルが続く。
もうすぐ春なので雪が重い。というより、人より体力が劣る中高年オヤジなので、実際以上に体にこたえる。
沢を抜ける前に夜が明けてしまい、蓬峠に着いた時には９時を過ぎていた。ここまで７時間。予定より３時間オーバー。なんという軟弱さだろう。 この時点で巻機はあきらめ、白毛門へエスケープする旨を荒木さんに連絡。のんびりと七ツ小屋へ向かう。
谷川連峰の稜線はこの時期、いつもカリカリの凍結道路で快適なはずなのだが、本日はモナカ状で、深くはないが面倒くさい沈み方をする。
清水峠への下りは、まるで朝日連峰のような雄大な眺めだが、今日は楽しむ余裕がない。
いくつもの小ピークに騙され、なかなか着かないジャンクションピーク。
暑くてシャツ１枚、のどもカラカラになり、なんだかここに来たのを後悔し始める。ようやく朝日岳にたどり着いた時、本日の登りはほぼ終わりなので安堵。
谷川東面の絶壁を眺めながら白毛門の先はトレースをいただいて土合駅へ。 １５時半に到着し、１時間後の臨時列車で戻った。
今回、事前にＡＳさんに連絡していました。そのため同じ日に巻機に登ったＡＳさんが、帰りの足を心配してメールをくれました。
私の軟弱さのせいで迷惑をかけてしまい申し訳ないです。
自分の腰抜けオヤジぶりを思い知った春山ハイキングでした。