2015年 アイスクライミング


  2月7日 偵察  KK・ミヤ

八ッ場ダム工事再開が決まり、今まで練習してきたポイントは全て工事区間内となった様だ。その為、新たなるポイント探しに出かけてきました。
まずは地図とにらめっこして渓谷付近の滝を探したが見当たらず、次に地図上の地形から、滝の表記がなくてもポイントがありそうな場所を予想。そして現地確認をする。

工事完成後に、不動滝は半分位水没するそうだ。しかし上部の滝は残る。まずは不動滝上部へのルート探し。
登山道を登り、沢筋を下ると短いゴルジュに阻まれる。水量は少ないが凍っていない。しかも滝壺が見えるので登山道付近までトラバースして登り返す。

尾根筋から不動滝上部への下降ポイントが確認できたので、次のポイントである遊歩道まで移動。
歩くこと20分で新ポイント発見。練習にはまずまずだ。半分安心して帰路に着く。

  2月14日 再偵察  ミヤ

ゴルジュ突破にザイルをフィクスしてはどうだろうか??と思い、再度不動滝上部に来る。しかし、ボルトやハーケンを打ったとしても全く足場がない1枚岩。しかも2段3段とあり沢登りの世界だ。高巻すると50m以上は懸垂となる。

遊歩道沿いのポイントでは物足りなくなる時期がくるだろう。とすると近くでは今の所、不動滝上部しかない。その年の条件により下部しか登れない年もあるだろうが、やっぱり下部へのルートと登り返しルートが必要だ。

ザイルがあれば滝の下部への下降ルートを見つけ、帰りはザイルを頼りに登り返しが出来る。次回は捨てザイルを持参したい。

← 3段目の滝





  2月22日  KK・ミヤ・HR

今期、最初で最後となる氷瀑登攀。橋から見えた上部の氷壁・氷柱はバッチリ氷結している様に見えた。
しかし、近くで見ると、氷柱の上部は岩肌むき出しのスカスカだ。とても登れる状態ではない。

朝日が差し込むと、水しぶきが飛び散り更に解氷して行く様に見える。とりあえず新ルートを80mほど懸垂して下部から登攀開始。

上部でツララの下がったキノコの様に見える右側は無理。左側は二段目のキノコがハングしていて隙間も狭い。
ハイレベルの登攀でしたが成長し著しいH君がトップでクリヤー。
しかし回収ザイルが抜けない???

Kさんが登るがキノコハング突破ならず。再度私が登り返し支点に着いてビックリ。支点システムに問題あり。



帰路ルートはルンゼをユマールで登り、更に藪を登りますが初ルートなので時間が読めない。

下降用の支点穴を掘り再設定していると、ヘッドランプ下山となり危険と判断。

下降支点スクリュー1本・カラビナ残置やむなしとして懸垂下降。

そこそこの練習にはなりましたが互いに課題を残しました。スクリュー回収の技を取得しておくべきでした。