2015/5/24  いにしえの沼ノ平

     メンバー : NY(L)、MT、TS、ノリ、Yさん

     小出 4:00・・・登山口 5:30 ~ 周遊 ~ 登山口着 11:00---
     蒲生岳登山口 11:30・・・山頂 12:30・・・下山 14:00

歴史はよく知らないが、八十里越といえばそこに自分なりの物語を重ねてしまう。
「沼の平」も自然と、そしていつかは引き込まれていく地のように感じていた。

浅草岳入叶津登山口から入りしばらく歩くと山の神に出会う。そこから先は、大木や景色がまるで何かを演出しているように存在感を増していく。

三本沢の渡渉では、雪解けのいかにも冷たそうな轟轟とした流れに緊張しながら対岸に渡る。
そこからは名案内人Yさんにひたすら付いて歩いていくが、何にしても蘊蓄があるので聞いていて面白い。

水面に周りの山々を映し出す鏡のような沼をいくつか回り、八十里越から大きなブナ林に着いた。

陽は差し込むが枝が高く広く手を広げているので日陰の様にトーンを落としている。
思わずブナを抱きしめると今度はブナが包んでくれているような感覚になる。そのまま吸い込まれていきそうだ。

ブナ林に別れを告げ、次の沼を目指す。

途中小さな沢に出会い、ここでNさん特製沢づくしの素麺をいただく。薬味も多種多様、キンキンに冷えた沢水のつゆはここでしか食べられない。大鍋一つ、あっという間にごちそうさま!

心とお腹をいっぱいにして歴史とロマンの沼ノ平をあとにする。

しかし!ここからが修行の時間の始まりだった。10分ほど車で移動して、会津蒲生岳登山口へ。今日はここにも登るのだ。

頂上付近まで一直線につながる登山道は陽を遮るものは何もなく、5月にしては暑すぎる日差しをジリジリと体に受けながら、忍・へろ・忍・へろでやっと山頂へ。

Tさんの凍らせたペットボトルが羨ましすぎる。Nさんの顔は涼しすぎる・・・。

山頂からの景色に、あれは何山これは何川と話は尽きないが、下山とする。

途中何百年も経っているブナの木があり、中は空洞で私も入ってみたが、葉はしっかりと生きている。ちっぽけな私をブナはどう思っただろう。

帰り道、風呂に入って朝の集合場所ウッディへ。
そこでみんなで飲んだアイスコーヒーの美味しかったこと。今日も良き一日をありがとうございました。 ・・・・・ ノリ