2016/3/29 藤平山~守門岳

      メンバー : KN、+1

   1週間ほど前に守門岳から藤平山へ周回しようと入山したが、悪天候のため森林限界で引き返してきた。
   今回はそのリベンジ。
   ルートは反対周りに変更し順調なら中津又山まで足を延ばすことにした。
   藤平山の尾根取付までのアプローチは、地形が複雑で彷徨っているうちに自分がどこにいるのか解らなくなってしまう。
   GPSの軌跡と地図を頼りに30分程のロスで林道に出た。


しばらく道なりに歩いていくと下池、続いて大池に到着した。
コバルトブルーの水面を湛えた大池の神秘的な景色が印象に残った。

いよいよ藤平山への取り付きにかかる。
どこも急登になるのだが、地形を見て沢筋をルートに決めた。
緊張しながら急斜面を抜けても稜線まではブナ林の急登が続いた。

ピークで一休みし、藤平山への緩やかな尾根を進んでいくと、目の前に大パノラマが広がった!
心が解き放たれる瞬間だ。
真っ白な雪面にブナの木の陰が映り美しい。

そして青空!ゆったりとした気持ちで袴岳を目指す。
袴岳で昼食休憩し、大岳へ。

東洋一と謳われる雪庇はやや小さいように感じるが、やっぱり間近で見れば迫力を感じ、何度も何度も振り返る。
大岳は10人程のスキーヤーで賑わっていた。
時間にも余裕があったので中津又山へ向かう。
こちらの雪庇も立派で何度も立ち止まって写真撮影。
粟ヶ岳や飯豊連峰とのコラボレーションがまたいい!

雪庇を振り返る
尾根を下り始めると大岳の稜線を上っていく人・・そして雪面にはシュプール・・なんてメロウな景色なんだろう・・・。


   保久礼からはいつもの道で下山。
   法面は辛うじて雪が繋がっている状態だった。
   この日の守門岳は風も穏やかで、まさに稜線漫歩という言葉がぴったりの1日だった。