2016/5/21-22 遭難対策訓練

 《 中級編 》 8:00~14:30 水無 猿岩ゲレンデ (L)ノリ・OSe・MT・TT・IM・ST・ON・KN

      ★内容:ザイルワークシステムの習得と実際
       ・ザイルの装着・支点の作り方・ビレイ確保・トップでのザイル操作・セカンドの登り方・懸垂下降etc



今回は経験者と初心者の2人ペアでの訓練とした。振り返り反省は次の通り。

① システムの原理からの講習であったが、狭いゲレンデでペアごとに行ったため場所が不足した。人数によるが、その部分はゲレンデ下で行ってもいい。

② 結果オーライであったが、懸垂下降のバックアップは充分であったか?特に新人に注意を払えていたか?

③ OJTでのザイルワーク習得は各自の自主(自宅)学習が必要だが、そのことについて参加者に具体的に伝えることが出来ていなかった。

長くみちぐさ山の会で一線を張ってきた会員からの直接の指導は、ペアを組んだ会員にとって有意義な時間となった。安心して登攀や懸垂下降ビレイの練習もできた。いや、練習とはいえ間違えば事故が起きる状況で緊張感もあった。体と心で楽しさと難しさと責任感を感じられたのではないかと思う。

今後も沢登りなどで、トップやセカンドをしていくことになる。自分の持てる知識と技術を向上させ、事故なく安全に山を楽しめるように練習をしていきたい。  記:ノリ
今回、初めて猿岩の周囲を歩いた事や、猿岩正面壁の上部を登攀して懸垂した事は興奮しました。

Iさんの登りを見てて、だいぶ面倒かな、駄目なら途中で止めようと思って壁に取り付きましたが、なりふり構わず、残置ハーケンなどを掴んで登った事は、一ノ倉沢南稜以来の興奮でした。

今回は気持ちに余裕を持ってホールドを探す事も出来ました。久しぶりの懸垂下降も、出だしが怖かったものの、やってみればスムースに降りる事ができて楽しかった。

日頃、練習しなくちゃと思いつつも何もせず過ごす中で、改めてロープワークの確認を出来た事は、今後の登山に大いに役立つと思いました。

その余韻に浸りつつ、日が高いうちに、家に帰るのはもったい無いので、坂戸山に登って温泉で汗を流して帰りました。
    記:OSe
遭対訓練に参加させていただき、ありがとうございました。岩登りの経験がないにもかかわらず、参加して大変ご迷惑をお掛けしたと思いますが、皆様のご指導のもと無事にケガもせずに講習会を終えられたことに大変感謝しております。

自分だけでは経験できないことを学ばさせていただいて、新しい扉が開いたようです。また経験を積んで参加させて下さい。

正直、猿岩を見たとき帰ろうかと思いました(笑)  記:ST
やっと、丸一日参加できました!
初めて参加できた一昨年は午前のみ。
昨年は、参加できず、別日にミヤさんに贅沢にもマンツーで習い、初懸垂下降。

あれから一年。
内容が面白そうと、図々しく初級コースではない方で申し込み、せめて、8の字はできるように練習していきました。ペアのMさんには、なんにも知らない私に、辛抱強く、色々教えていただき、ほんと申し訳なかったです。。

でも、でも、できるようになりたいし、忘れないように、月に1回は練習したいです。

Aさんの裸足のビレイは、自然の中で美しく、パタゴニアのカタログに出てきそうだし、

Oさんと、Mさんの懸垂下降、ひょいひょいって、かっこよかったな~☆

あんなふうに降りてこれたら楽しいんだろうな~って、あこがれます☆
見ているだけでも、楽しかったです。ありがとうございました。  記:TT
膝を痛めてから、クライミングっぽいことからは全く遠ざかっていたので、はたしてまともに垂直の動作が出来るか不安はあった。それに一応クライマーだったから、Kさんとのペアであまり格好悪いところは見せられないし・・・。

南向きの猿岩には夏のような日差しが照りつける。岩に手を置くとまだ夜半の冷たさの余韻が残っている。いい感触だ。攀じってみる「おっ!いけそうだ」それに見上げても今日の岩場は楽そうに見える。

クライミングは新しい技術や道具がどんどん導入され、現役であればそれらをどんどん吸収更新していかなければならないと思う。ただ、実際の現場では、古い技術や道具でも使えることは多い。目新しさだけに目を奪われることなく、自分に合った新旧の道具や技術を適材適所に使うことは大切なことだ。

今回もヌカカにやわ肌を60ヶ所位やられた。奴らにやられると2日後位から蚊やぶよの何倍もかゆくなり、それが1週間以上も続く。5月から6月にかけては気持ちのいい気候が続くが、毒虫の活動が活発になるのもこの時季。私など、免疫機能が年々衰え、毎年刺される毎に抗体反応で酷くなってきているような気がする。

岩登りはやっぱり楽しい!!でも、虫刺されのことを考えると秋の方がより楽しい。なお、葉が茂るとわかりにくいが、葉が落ちた晩秋からまだ残雪の残る早春の間、林道から見上げればいかにも猿らしく、今回のルートも猿のどこらへんを登ったか分かることだろう。  記:ON
前夜祭ではミヤさんから簡易ハーネスの作り方やロープワークを教わる。ちょっとした場面で役立つと思った。
猿岩での訓練はOさんとマンツーマン。見るのと実際にやるのは違い、頭の中が混乱する。どんな場面でもきちんと操作できるように、体で覚えるまで繰り返しの練習が大切だと思った。
もっと岩登りが上手くなりたいなと思った1日でした。  記:KN
去年、一昨年と参加していなかったので、今年は「参加しないと」と、思っていました。
遭難対策訓練は経験者コースを選択しました。

「支点、確保の仕方など実際にやらないと覚えない」との趣旨で、猿岩で実践的に行う事になりました。
私はSさんとパートナーとなり、自己確保、プルージック、スリングの支点への掛け方など伝えたつもりですが、うまく伝わっただろうか?

実際のクライミングでは、最初は中間まで登り、懸垂で下降の練習。その後リードでMさんが猿岩の上部を登り、ロープセットしてもらいました。その後トップロープで登りましたが、下からの見た目と違い、傾斜があって「Mさん、ここどうやって登ったの?」

会長のOさんも登りました。私が確保したのですが、下から見ていて私が手こずっていたところもスルスル登るのを見て、「あんな風に登れる様になりたいが、どうすればいいのかな?」と思いながら確保していました。
Sさんも、トップロープで中間地点から上の傾斜が立っている所まで頑張って挑戦しました。

クライミングも終わったところで、訓練も終了となりました。
自己確保、プルージック、スリングの支点への掛け方など、もっと的確に伝えられる様にしないといけないと反省。
また、クライミングのレベルを上げないと、厳しい所に行けないなと思いました。  記:IM


 《 初級編 》 下権現堂山麓 小黒川河川公園 (L) ミヤ・HC10名

  21日(土)pm
フリー参加として、一般参加者2名を含め、4名で8の字結び・腰用簡易ハーネス・インクノット・片手で作るインクノット等の実技練習を実施しました。 その後は、たき火を囲み夜中まで宴会となる。



  22日(日)am8:00~
事前練習に参加した人は、当日の実技おいて理解度に違いが出ました。

2日続ける事で、よりスピーディーになり確実にステップアップしていました。

反省点はメニューが多すぎた事。
メニューは少なくてもよいので、対話方式で掘り下げた内容なら良かったと思いました。
繰り返し練習することで自らを成長させると確信しております。  記:ミヤ