2016/6/26 駒ヶ岳清掃登山



   1.駒ノ湯~駒ヶ岳~銀の道コース   メンバー : (L)OSe、ノリ、TT、IM、TM

前夜の天気予報は雨のち曇り。
5時に駒ノ湯登山口に着くよう3時半に家を出た。

コンビニで食糧を調達して、響きの森公園でTTさんと落合い、一緒に登山口に向かう。
車のフロントに雨粒が当り、山はガスがかかり雨が降っている模様である。
これは雨具を着なければならないかと懸念しながら登山口の駐車場に着いた。

既にノリさん、HCのTさんがいて準備をしている。
追っ付けIMさんも到着した。
メンバー5人が揃ったので予定通り5時出発。

みちぐさ山の会に入って5年目。
みちぐさのホームグラウンドと言うべき駒ヶ岳には、駒ノ湯あるいは枝折峠方面から登ったことがない。
入会して間もない3月か4月の積雪期に、会山行で白沢を前駒まで登っただけであった。
今回登るなら一番時間がかかる駒の湯コースをと決めていた。

今にも降りそうな気配の天気だが、雨が当たらないので雨具は着ない。
ノリさんを先頭にそれぞれがレジ袋を下げて隊列を組む。

橋を渡ると樹林の中をジグザグの登りが始まる。
初めての道はもの珍しさと新鮮さを感じる。

「めっけ」と先頭がさっそくゴミを拾う。
後ろにいる我々にはおこぼれが無く、登山道や茂みの中に何か無いかと目をやるが目に付くものは無い。
かろうじて標識に使ったテープを見つける。

地図に栗ノ木の頭というのがあるが、分からず通過。
風が強く木々を揺らし、立ち止まると肌寒さを覚える。

2時間半で小倉山に到着する。
小倉山のピークから下がって枝折峠からの合流点に着くと、休憩場所にあたるからか、割れたビンの欠けら、空き缶、ビニール紐、飴の包装紙など、けっこうゴミが落ちている。

山の上は相変わらずガスがかかり見えない。
風も強い。
キョロキョロしながら登って行くと、他の登山者に山野草でも採っていると思われたらしく、「何を採っているのですか」と聞かれ、「清掃登山でゴミ拾いです」と答えると「アラッ」と言ったきり黙ってしまった。

ガスの中にボォーッと現れた駒ノ小屋に到着。
HRさんが一人で寒そうに立っている。
聞けば8時頃に到着したという。
石抱橋から3時間で着いたことになる。
我々は4時間15分だから、HRさんはゴミを拾いながらコースタイムの半分で登ってきたことになる。
グレートトラバースの田中陽希を彷彿させる。

小屋の前は数組の登山者が寒そうにたむろしている。
小屋の中に入る前に山頂を極めようとザックを置いて出発。
山頂稜線直下の雪渓を越えて山頂に行くと、数人の登山者がいた。
標識にタッチをして早々に下山。

これで初めて小出方面から駒ヶ岳にも登ったことになる。
駒ノ小屋の管理人から御守護札を貰い、小屋の中で昼食とする。
コンロでお湯を沸かす間に缶ビールを開け、ごくりと飲むと幸せな気分になる。

11~12日の安全登山教室で山行中の飲酒は安全性を考えると、もっての外とのお達しであったが長年の悪弊は止められない。
少し薄くなったかと思うガスの中、11時下山を開始する。

百草の池あたりにくると、ガスが薄くなり沢筋が見えるようになる。
下山は明神峠から、江戸時代に銀山から銀を運び出すための道であった銀の道を下る。

道行山までは快適に下ってきたが、道行山を過ぎたあたりから左膝にチクンと痛みを覚える。
平なところや上りは痛くないが、下りになるととたんに痛くなる。

明神峠から枝折峠に降りて、車で迎えにきてもらうという考えが頭をかすめたが、我慢して歩くことにした。
見かねてノリさんがストックを2本貸してくれた。
2本のストックで少し楽になったが、痛みは治まらない。

左膝をかばっていると右膝も痛くなった。
見る間に先頭に遅れをとる。
銀の道は所々崩壊しているが、荷車の通行ができるように道幅は広く、勾配も緩やかである。

明神峠を十合目大明神として、九合目日本坂、八合目仏堂・・・・二合目目覚まし、一合目坂本宿という標柱が立つ。
古道としての歴史と風格を感じさせる。

足を引きずり、明神峠から2時間ちょっとで下山。
駐車場に着くと、ノリさんが写真を撮るから、レジ袋の中のゴミが見えるようにしてと言う。
駒ノ小屋で飲んだビールの空き缶や、持ち込んだゴミは撥ねられて、メンバーのレジ袋を並べて撮影となる。
最後の最後、ここまでシビアかつ真摯な行動をするとは思いもよらず、いやはや感服しました。 ・・・・・OSe

駒の小屋前にて
ゴミの検収




   2.石抱橋~銀の道往復コース   メンバー : HR

今回の清掃登山は、2013年にみちぐさに入会してから2回目の参加となりました。
福島での仕事が始まってからは、会山行には参加しづらくなると思っていたのですが、新潟の山には頻繁に登らせてもらっています。
(計画書はおろそかになりがちで反省しなければなりませんが)

今回は石抱橋から道行山を経由するルートに参加しましたが、人のそれほど入らない道なのかあまりゴミは見当たらず、山頂までにゼリーカップを一つ拾っただけ。
ゴミがないのはいいことではありますが、少し物足りなく感じました。

駒ノ小屋でお守りをもらい、山頂を踏んでから小屋の前で駒ノ湯組を待っていると、ゴミ袋をいっぱいにしたTTさんらが現れ、自分が仕事をサボったような気持ちにさせられました。
とは言え、山を歩いていて目につくようなゴミはほとんど見かけないような気がしています。

山にはゴミ以外にも問題がたくさんありますが、今後は清掃登山以外にも山の為になるような会の行事があってもいいなと、この原稿を書きながら思いました。 ・・・・・HR



   3.石抱橋~道行山~銀の道~石抱橋   メンバー : ミヤ、ST、+7 (HC)

「山からゴミをなくす運動」第43回清掃登山 6/26 晴れ

「豊かな自然は国民の共有財産でもあります。登山者のモラルを高め、今ある自然を、後世に伝える責任は我々にあります」

「国定公園」は県が管理して山岳や渓谷美などの自然風景。
許可なく伐採・採掘・新築などの一定行為が禁止されています。
新潟県の「国定公園」の広さは全国2位だそうです。
魚沼・南魚沼地区には「越後三山只見国定公園」があり、駒ヶ岳・中ノ岳・八海山・荒沢岳・平ヶ岳・守門岳・浅草岳と広い範囲を占めています。

尚、「国立公園」は国が管理して自然背景、野生生物保護して観光資源とする。 尾瀬・谷川・浅間山・志賀・白根山。岳上信越高原・妙高・戸隠など

銀山平石抱橋~道行山~明神峠~銀の道~銀山平石抱橋
HC7名と阿賀山の会1名で行われました。

拾ったゴミは9人合わせても1kg以下でした。
現地にてコンパスと地図の使い方。
下山後に腰用簡易ハーネスなどの実技を行いました。 ・・・・・ミヤ