コースタイム:6:30白毛門駐車場出発 ~ 7:00花化(ハナゲ)滝 ~ 9:00タラタラノセン ~
9:30三瓶岩 ~ 12:20白毛門山頂 ~ 下山 ~ 14:30白毛門駐車場
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花化滝(ハナゲタキ) |
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三瓶岩 |
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爺岩、婆岩 |
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もうすぐ山頂 |
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叔父さん頑張りました。 |
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谷川岳、一ノ倉方面 |
【記:HS ― 80歳の叔父を誘って ―
一昨年の夏、78歳の叔父を沢登りに誘ってみたところ大変喜んでくれた。
元々若いころから山好きで川遊びや山菜採りにも長けていて、マラソンもかなり強かった。
数年前妻に先立たれ、子供たちも独立しているため一人暮らしの自由気ままな生活を送っている。
山仲間とは度々登山に出掛けているので山慣れはしているが、沢登りは未経験であった。
まずは地元の米子沢を案内し、ザイルの使い方も少し練習したところ自分の沢靴とザイルを
買い揃えて欲しいと言ってきた。やる気満々で眠っていた何かに火を点けてしまったようだ。
その年の秋には妙義山のバリェーションに連れて行き懸垂下降も実践でやってみた。
翌年はマイ沢シューズを手に入れてお助け無しのノーザイルで米子沢も楽しんでいた。
今年の春にはマイザイルも買い、妙義山で初使いをした。
米子沢もすでに4回、次は別の沢にと思い今回の白毛門沢を選んでみた。
ヌメル箇所も多いがそれを注意して歩けば難しい所もないと記憶していた。
二人で行くよりも沢経験の浅い会のKMさんも誘ってみたところ毎週のように沢に入っているせいか、
春に御前ヶ游窟を一緒に歩いた時に比べ数段歩き方が上手くなっていると思った。
沢に慣れてきた二人の歩きは安心してみていられる。とは言え叔父も今年80歳の高齢なので
ゆっくり目のペースで休憩も多くとった。頂上に近づくほどに傾斜が増す。
水が枯れると低い笹薮の中にある踏み跡を少し登り頂上にいきなり出た。
5時間の遡行だったが叔父は疲れも見せず元気にビールを飲んでいる。
天気も良く素晴らしい展望に大満足の沢だったと思う。
あと何年、何回、叔父を連れて山に行けるのだろうか。
私もその歳まで山に登れるだろうか。
同行してくれたKMさんにも感謝です。良い沢でした。