コースタイム:高鼻橋駐車スペース10:11――高鼻山12:55~13:00――南西の尾根への分岐13:32――
破線道合流13:55――駐車スペース着14:33
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高鼻橋から |
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真ん中の尾根に取り付こう |
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いい感じ |
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急登が続く |
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山頂 |
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大倉山 |
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黒又川ダムと桧岳 |
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足沢山から桧岳 |
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ここを下ろう |
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破線道 |
【記:ノリ
葉っぱも落ちたし藪尾根もいい感じかと、高鼻山から唐松山を予定した。
が、ねじの緩み切った体は布団から抜け出せず、今回のコースになった。
端っこに立つ「雪のため通行止め」の看板を横目に、高鼻橋まで。
車が一台あり、松川登山口から唐松山へ向かう後ろ姿が見えた。
橋の上から、少し離れた右に上がっていく細い稜線に目星をつけ出発。
ススキをかき分け稜線に登る。急登が切れないのでチエーンスパイクをつける。最強の相棒だ。
結局今日一日離せなかった。
500mあたりからしばらくはピンクテープが頻繁につけられていた。新鮮なナタ目もある。
尾根を外さないように注意しながら高鼻山着。唐松山への尾根を少し行くと抜群に黒又川第二ダムが見える。
以前デイサービスに努めていた時、若い頃ここで働いていたという方がいて、
入浴のお手伝いや自宅への送迎の時間に、乞うてその時の話を聞かせてもらった。
動かしづらい体を精神力で支えているような、大きな背中の方だった。
足沢、太郎助、百字、内桧、桧岳、毛猛、未丈・・・私のことだから合ってるかどうかわからないが、
いろんな人に教えてもらった山の名前。すべて手に取るような、ここは最高の特等席だ。
さて、藪漕ぎたくて来たんだしなあ…と下りの途中左を見ると、何となくこいこいと言っているような藪尾根が。
地図で確認すると、ここを下ると地図上の破線道に出る。破線道ほどあてにならないものはないが、
だめなら引き返せる時間でもあり、そこから下った。
何のためにつけられた道だったのか。荒れた破線道は、それでも低い藪に獣の通り道を感じ、
空も青いし、ルンルンと高鼻橋にたどり着いた。