2022/11/6 会山行 妙義山星穴岳

メンバー:(L)HS.FY.OS.OSe.ノリ.KM.(ゲスト)KA

コースタイム: 8:00中之嶽神社P発——12:15星穴岳山頂——13:00射抜き穴——14:00結び穴——
        15:30轟岩——16:10中之嶽神社P着



花を浮かべた手水舎
スタートでいきなりの急登
ぞろぞろと
もうすぐ稜線
岩壁のトラバース
金銅山から星穴岳方面
星穴20m空中懸垂
射抜き穴
ノリさんのチェストコイル懸垂
バックアップシステムの確認
OSさん45m懸垂
FYさん45m懸垂
ゲストKAさん45m懸垂
OSeさん45m懸垂
結び穴からの裏妙義
結び穴
轟岩にて




【記:(L)HS
 今回は懸垂下降でのザイルワークを課題に訓練を兼ねた会山行でしたが、
実践では他のパーティーとの兼ね合いや狭い場所でのザイルの扱いなどで少し時間に押され、
思っていた様な訓練が出来なかったと思います。でもこれも想定内。
後は反復練習を繰り返し一人ひとりが知識と経験を身に着けてくれれば良いと思います。
トランシーバーは装備していたものの、まったく使わず訓練にはなりませんでしたので、
またどこかで機会がありましたら有効に使ってみたいと思います。
頂いた紅葉の山の写真はどれも艶やかで、景色も一段と際立ち心から山を楽しめましたね。
秋晴れの良き日に得意の妙義山を案内できて良かったです。
参加してくれた皆さんもそれぞれに反省点や感じた事があったと思います。
次からの山に活かされる事を願います。

【記:(SL)FY
 今シーズンは腰痛に悩まされて、思うようにできずじれったい気持ちでいることが多かったのですが、
11月会山行妙義山星穴岳は天候に恵まれ、腰の痛みもだいぶ癒えて気持ちよく登ることができました。
ザイルワークを所々で確認しながらやったことも山岳会の会山行としてはよかったです。
それにしても、星穴岳はそれなりの数を登っているのですが、なかなか道が覚えられません。
一人だと確実に道に迷います。困ったことです。

【記:OS 晩秋の星穴に“心身”癒され三昧(方言編)
 妙義山は、かなり前に白雲山周辺に2回ばか行ったことがあるがぁども、
そこらじゅうとんがってておっかなくて、長い間敬遠してた。
しかし、おっかながってばっかいちゃなんねんなんが、思い切って挑戦してみることにした。
そうしたら、思いつけねぇ、気持ちのいい山行で、晩秋の上州を楽しく味わうことができた。
特に、星穴岳からの下降の空中懸垂の浮遊感が、ば~か気持ちいくて、
いつまでもぶら下がっていてぇ心地良さだった。

だ~ども、足の着く懸垂んどこは、下降器とバックアップ(プルージック)の併用が、
いまいち滑りが悪くて、モヤモヤ感が残ったった。
行程では、終始、先行する中国人風の4~5人パーティーの待ち時間のお陰で、
紅葉終盤の妙義の針峰群や上州界隈の山並み、冠雪した八ヶ岳なんかを眺めながら、
写真を撮ったりのんびりしゃべくっちょしながら歩くことができて、
いいザイル訓練と心身の静養になったった。

いっつぉけ、ガシガシとロングコースを歩いて、万歩計のグッピーが3万歩前後になるがあども、
帰路SAの夕食ん時にスマホを見たら、8千歩にしかなってなくて拍子抜けした。
それんしても、HSさんを始め、皆さんにご指導、ご案内してもらって、
ザイルの運搬・準備・かたづけの要らねぇ、大名山行をさせていただきました。
皆さん、ほんにぃありがとうございました。あ~あっ! じょんのびぃ~~っ! じょんのびっ!!!

【記:OSe
 奇岩、奇峰が連なる妙義山は、何回訪れても飽きない。
映画アバターのモデルになった中国の武陵源を彷彿させる景観は、他の山とは一線を画す。
そんな中でのロープワークと懸垂下降は、スリリングであり興奮もする。
しかし、自分の技術、体力は未熟であり、これでは駄目だと思うが、
かと言ってトレーニングに励むわけではない。
大峰千日回峰行をした、塩沼亮潤という人が言っている。行はいい自分と悪い自分のせめぎ合いと言う。
日々の生活の中に行があると。そんなことを思う山行でした。

【記:KM
 初めての空中懸垂下降にドキドキしながら星穴岳へ。
最初の懸垂下降を無事終え、ATC落とすな~と言われ、はい!と言った瞬間落としてしまった。
FYさんが見ていて、私では危険な場所に拾いに行ってくれた。本当に感謝しかない。
練習したいことが沢山はっきりした。皆様に支えられ良い経験ができました。
絶景が沢山見れて感激。ありがとうございました。

【記:KA
 登り始めから、皆さんの健脚ぶりに付いて行けるか不安になりました。
教えていただいたチェストコイルの巻き取り、練習します。

【記:ノリ
 天気のいい山でザイルの訓練を大勢でできて有意義な会山行でした。
自分の目標のチェストコイルでの懸垂下降は2回実施。1回目はほぼ忘れていて下り始めて
「あれ?巻き方が反対?」とか言いながらも訓練なんで「こういうこともあろうば」と時間がかかったが、
本来肩のロープほどきに使ってはいけない右手を使って下に降りた。
この場面ではトップはバックアップをとって両手を使えるようにしておく必要性を改めて実感した。

2回目はATCをハーネスに直接着けずロープの目線のあたりにスリングを使ってセットし、
その下にバックアップを取って下降した。システムに不安はなかったが、
バックアップを左手で下げながらの下降で左わき腹に力が入り疲労感満載。
途中で休みを取っていると、上から「大丈夫ですかあ」とHSさんが声をかけてくれる。
この時に気づいたのは、「右・左」の認識の違いだった。自分で言う右はまさに体の右、
上から見る人の右はそこから見る右で左右逆になる。この辺もみんなどうしてるのかな?
いままで考えたことはなかったが確認が必要な場面もあるんだなと思った。
いくつも凡ミスをやらかし指摘してもらう。登攀時の凡ミスは命に直結する。
山に登る以上、訓練を通して、何かあったときに自分の命と仲間の命を守れるようにと思っている。
リーダー、皆さん、お疲れさまでした