浅草岳 早坂尾根(バックカントリー)2024/2/18

メンバー:猫爺(Ⅼ)、のり(記)

タ イ ム :大自然館発6:35・・・カヘイヨノボッチ10:27・・・浅草岳11:11~~早坂尾根~~
      下りの尾根12:27~~雨量計14:18--大自然館着15:51


早坂尾根は行ったことがないので楽しみ。
今日は日中かなり気温が上がる予定だが、朝はガリガリで、ヤジマナ沢左岸尾根の取り付きからしばらく山スキーでの登りは苦労した。前を行く猫爺はアイゼンでテンポよく登って行く。
尾根に出て、今日下りに使う尾根を教えてもらうが、現地に行ってから見定めるのは難しいように感じた。
早々と雲がかかってきたが、しばらくすると青空が広がり周囲の山々が神々しい。

カへイヨノボッチを緊張気味にトラバースすると、右手の沢からスキーヤーが一人上がってきた。群馬の方だそうで、還暦の体を相当鍛えているらしい。
歩きながら今来たトレースを振り返ると、雪庇に巻き込まれそうな位置で立ち話をしていたことが分かり、ヒヤッとする。油断大敵、自然の法則は小雪であろうが存在するのだ。

恋焦がれた早坂尾根は延々広々で圧倒される。ガリとシュカブラで、体は波打ちながらの滑りだったが、この景色の中では気持ちいいが先に立つ。
猫爺が去年探し当てた尾根をGPSで確認し、近くの木にペナントを付けていた。私のスマホときたらGPSの等高線が表示されず、シビアな時だったら遭難じゃ~と思う。

急な斜面を横滑りでやっとこさ下り、恐竜の背のような小尾根の脇の沢に沿って進む。が、猫爺曰く、今年は雪が少なく去年とは勝手が違うようだ。口の空いた開いた沢を見ながら「沢ってあったかいから早く雪が消えるんだよね」という猫爺のつぶやき聞きながら、やっぱり動いているものはエネルギーがあるのかなあ、水も人も・・・などと哲学おばさんになりながら雪を拾って進んでいると、念願の雨量計が見えた。

あとは平坦な林道をシールを付けたスキーをのんびり滑らせるだけ。天気もいいし、何よりも今日は久しぶりの疲労感に心と体が握手している。 いい一日だった。