メンバー:(L)NY.シゲ
コースタイム:野中不動尊駐車場6:25→タキ沢出合6:45→左俣入口8:45→略奪点10:05→
ミニゴルジュ跨ぐところ10:50→稜線に向かう11:10→稜線11:20→
雨量計12:10→野中不動尊駐車場14:00
なかなか天気が安定しない中、チャンスを見計らって芋川のジロト沢へ行ってきました。
ここはクライミングも出来るスラブもあり前から気にはなっていた沢なので期待を膨らませながらの登高です。
まず、簡単に下調べしてみる。「右俣と左俣があるのかぁ」と見てたら右俣には布晒ノ滝なるもがあるらしい、
グレードも高く私の読学で鍛えたこの体ではとても登れるような滝ではない。こんなところ行けるのかなぁ、
と地図見ていると略奪点とか意味不明の文字もある。さてさて気になってきた。さぁ出発しよう。
いつもの如くN.Y氏のもとついて行く。ある程度、進んでいくと右手にスラブが見えてきた。
さらに進むと大滝が顔を見せる。「これが布晒の滝かぁ」と声をあげ見惚れてしまう。
そして数メートルの釜があるところが右俣と左俣との出合で我々は左俣に入る。するとすぐさま連瀑が出てきた。
幸い夏草が豊富でそれにつかまり登っていく。水際は滑って危険極まりない。
なんだかんだ標高を上げていくと沢の水が尾根を境に右と左に分かれ流れ落ちているところにでた。
なるほどコレが略奪点なるものか。自然の美形。
ここでも、やはり水際は滑りまくるので夏草の力を借りて登っていく。
もし夏草の枯れる時期が来てワラになったら難易度倍増間違いない。これは佐梨の金山沢と同じで
景観は損ねるが夏草さま様だ。コレがこの地域のいいところでもあり悪いところでもある。
略奪点からしばらく登っていくとちょっとした滝がありそれを巻いて登ると沢幅が狭くなり
跨いで移動する場所がある。Nさんは平気で突破したが、私は足が短すぎて恐怖でしかなかった。
ここからはキレイな景色の沢筋を遡行するがあまり先に行きすぎると帰りが大変になるので
断腸の思いで稜線に足を向けた。帰り道は浅薮を降ると雨量観測計がある。
以前に草刈整備に来たことあるが道は全く覚えていない。
尾根から外れヒラに入るとロープがたくさん設置されておりこれを利用させていただいた。感謝感謝。
そして下山、、、の後、野中不動尊に行ってみることにした。最初は遊歩道、
だが途中で道に迷い沢登りになってしまった。拝殿は見えるがこの沢を登るの?どうやってあそこに建てた?
一般人は行けない?ここが本日の一番の核心?直登できない滝。
なんじゃこりゃと騒いでたら建物の裏側に出てしまった。
正面に回ってみると立派な拝殿と整備された遊歩道があるではないか。
ここで本日無事に帰って来れたことに感謝の意をこめてお参りし終了。帰りは遊歩道を降り、
どこで道を外れたか検証し納得した。「沢をみるとそこが道だと思ってしまう「我々」がいる事を」 シゲ