2013/7/28 黒又川日向沢

    メンバー : (CL)MM・NY・OSe・OS・MS・AS

晴れ  中ノ岳十字峡登山口から、堰堤を目指し踏跡を辿り入渓する。
入渓してすぐ右の沢に進む。
写真の滝は安全の為ザイルを出しましたが、フリー登攀できます。

幾つもの滝を越えていくと大滝に辿りつき、途中からの草付とトラバースは、初の人もいた様なので、掴まる手度のザイルを張りました。
草付きトラバースは足元の土が滑ったり、今にもちぎれそうな草を掴み、米子沢とは違ったスリルのある遡行です。
その先にはシャワーも楽しめる箇所があり、力量のある人にとってはたまらない。
「夏沢はこれがあるからやめられない」と言う。

分岐となる左の沢をフリーで登る。水量も減りやがて沢筋が消え行き止まりとなるが、そこには湧き水がある。この湧き水でのどを潤し水を補給する。又来る時のためにと近くにペナントを付けた。
ここから藪漕ぎ25分、ブッシュは薄いが意外と体力消耗となる。
登山道に出てNYシェフの料理で休憩してから登山道を下る。

新しい方にとっては、馴染みの少ないザイル訓練やザイルワークをこなし、聞いた事はあるが、見た事は無い知識を米子沢で実践し、今回の日向沢で更に課題を追加し、米子の復習をして次回へのステップとなりました。 (記)M・M

 初めての越後三山の沢-中ノ岳・日向沢
日向沢は、「登攀的な谷、難渓ひしめく越後にあって、流程も短く、また困難度も低い沢、しかも越後の沢の雰囲気が充分に味わえる沢として、この地域にあっては貴重な存在である」とガイドブックに紹介されている。よし、これなら単独で行けそうだと思っていた。
今回、この日向沢の計画を知った時、一にも二にも飛びついた。

十字峡の堰堤の上流は、黒又川の広い河原が広がっている。右に左に渡渉を繰返すと、右から日向沢が流れこんでいる。
河原の渡渉は、行った事のない黒部の上ノ廊下とは、こんな雰囲気なんだろうかと思いつつ渡渉をした。

巻機山以北の沢登りは、今回が初めてである。優しい渓相の米子沢よりも日向沢の方が険しい。どうも巻機山よりも、中ノ岳の方が、地質年代が古く、また地質も違い、その違いが渓相に現れているようだ。

いずれにしても、一つとして同じ沢は無く、初めて行く沢は緊張感があって楽しい。
以前は丹沢の沢に行ってみたいと思ったが、この頃はその気持ちが薄れ、越後の沢や奥利根・谷川連峰の沢を楽しみたいと思うようになった。 (記)O・Se

山と山の間を歩くような沢だと感じた。出合に行くまでの道も迫力があった。
進んで行くうちに何度かザイルを出してもらい、プールジックをしながら滝を巻いた。プールジックの際、短いシュリンゲを使用したことで登りづらくなり、後ろの人たちに迷惑をかけたので気を付けたい。
今回はMMさんたちにやってもらったが、自己確保や支点取り方なども徐々に覚えなければならないと思う。

日向沢では岩と草が一緒にあるような場所が多かったが、滑るか滑らないかの判断がまだできていないので腰が引けてしまった。
沢の最終地点まで登り、休憩した後、藪漕ぎをして登山道まで出た。私は初めてだったので、道なき場所を登ることはとても新鮮であった。(たぶんあと数回で飽きる)
登山道に出てからは、NYさんからノンアルコールビールやウナギのかば焼き、ANさんからチーザ(つまみ)を頂いた(他にも何か頂いていたとしたらすみません)。頂いてばかりで申し訳ないという気持ちを上回るうまさでした。

下りは雨が降り、登山道が滑りに滑った。最後は駐車場に着き解散。町のほうに行くと見事に晴れた。
日向沢についてもMMさんに送り迎えをして頂きました。疲れている中ありがとうございました。 (記)M・S

米子沢に続き、3度目の沢登り。米子沢と比較して岩が黒っぽく、黒い沢というイメージを持った。黒いといっても悪い感じはなく、明るくスラブが広がっている光景はずっと見ていても飽きることは無かった。

一つ一つの滝の傾斜は急に見えたが、岩の滑りがあまりなく、足のかかりが良かったように感じた。途中、2回ほど確保の練習をさせていただき、本番での経験になった。やや忘れているところや理解できていないところがあったので、その都度メンバーの方々にアドバイスをいただきながら登った。あれこれと答えてくださるメンバー方々には、とても感謝を感じている。

最後の(みなさんが言うには藪っぽくない)藪では上半身をよく使った。木々を掴み、引き寄せ、また掴みの繰り返し。沢登りは全身のバランスが良く無ければいけないのだと改めて感じた。

最初のアプローチから最後まで、自分自身をうまく使い乗り越えていく面白さを感じた沢だった。 (記)A・S



 ~予想以上に楽しめた沢~
山行前日、田んぼの草刈り途中の昼休み、パソコンを見るとMMさんから沢の案内メールが入っていた。明日は、裏三山縦走を狙っていたが、長時間で厳しいこともあり、地元の沢の計画なので行ってみたいと思い申し込む。 朝のスタート時間がゆっくりなので、寝坊の私には助かる。三国川ダムは向って右側の県道側から入る。市道はまだ通行止めのはず。昨日の雨で、右側の山肌から水が流れ落ちている。日向沢も増水しているのだろうかと、やや心配になる。
十字峡を回り込み登山センターの駐車場に着くと、すでにNYさんとASさんが先着して準備をしていた。私も急いで準備をし、皆が揃ってスタート。今日のメンバーは総勢6人で、こないだの米子沢のちょうど半分である。

黒又沢の堰堤を越えるまでのトラバースは、雑木が低く茂っていてザックが引っかかり歩きづらい。しかし、釣り客も多いのか、踏跡はしっかりしている。河原に降り立つと、広々としていて気持ちがいい。黒又のダム湖で釣りをする2艘のボートを尻目に遡上を開始。
しばらくは、水量の多い広い河原を進む。25分程で、本流は左に大きくカーブしている。当然その本流方向と思いきや、情報機器の達人であるOSさんのGPSは右の小沢を示している。MMさんが古い記憶を思い出したように「ここだここだ」といい、日向沢の出合に到着。
入り口は小さく見えた沢も、少し入ってみると立派な沢であった。けっこう水量も多く次第に水浸しになる。
前半はけっこう大きな滝がいくつもあり、2箇所程ザイル確保する場面もあった。ガイドブックでは初級コースとあるが、もう少し難易度が高いように感じた。沢2回目の超初心者の自分には、けっこう手応えもあり面白い沢だと思った。

後半は、沢筋が徐々に細くなり、ぐんぐんと勾配を稼ぐようになる。最後のピッチで先頭を歩くよう指示がある。せっかく沢登りをしているのだから、直接水の中を歩くように努めた。小さい滝だと多少滑っても恐怖感は少なくなってきた。

けっこう長い沢歩きを楽しみ、湧き水の出る終点に着いて休憩。皆で沢歩きをしてきた満足感に浸る。ここからまた、初の藪漕ぎとなったが、それほどの藪ではなかった。傾斜がきついところもあり、けっこう足腰に堪える。ところが、NYさんは、獣のようにスイスイと進み、最後はだいぶ離されて視界から見えなくなってしまった。まもなく、登山道に出たNYさんから歓喜の雄叫びがあったので、もう少しの辛抱と安堵した。

皆が尾根道に到着すると、NYさんがザックからオールフリーをドーンと6本。驚きは、それだけでは済まず、なんとウナギのかば焼きを網焼きしてくれて、皆でつまませていただいた。大変ごちそう様でした。また、MMさんが、尾根に着いたとき、「ああ、安心した。」と安堵の声を上げたのが印象的であった。やはり、沢でも岩でも、危険が隣り合わせの山行で、皆が無事に尾根道に着いた時に、リーダーの責任としての安心感が湧き上がるのであろう。

日向山の山頂からまだかなり手前の所に出たと思うが、ここからの下りもけっこう長かった。少しすると天気予報に反して雨が降ってきてずぶ濡れになる。普段の尾根歩きであれば、ザックカバーを付けたり、雨具を着る所であるが、誰もそのような所作をする人はいない。むしろミストシャワーでちょうど良いという声も聞かれた。さすが“みちぐさ山の会”である。急斜面の下りのため滑ったりしながら、ようやく登山口へ。皆の満足した顔の中、MMさんの挨拶で解散となる。思ったよりも面白い沢であった。
   (記)O・S

2013/7/21 「会山行」 巻機米子沢

    メンバー : (CL)MM・(SL)ON・(SL)AN・IM・KN ・OS・OS・YH・AS・HS・TK・MS・他1名
曇/晴れ
朝が早いので、前夜、桜坂の駐車場に陣を張る事にして、スーパーで買出しをしていると見覚えのある婦人発見。後ろに構えしは、「関所代官TK」さん。ヤァーヤァーヤァー。
明日、米子に登るので、今夜桜坂の駐車場でテントを張り一杯やるんだけど、明日一緒に登らない?即、商談成立。
宴はTK・KN・MSさんとKNさんの知り合いを含め5人。他にも誰かがいた様な?

当日は13人を3パーティに分けて、初めて沢登りをする人をサポートしながら遡行して行く。
林道アプローチで筋肉をほぐし入渓。堰堤からの河原歩きで脳みそに圧縮したホルダーをクイックして、バランス感覚を蘇らす。
TKさんは、河原での転倒を機に尾根に変更して、後ほど合流しようと誓い単独で井戸尾根に向う。

大滝を巻くと長いゴルジュ帯に入る。沢登りはメンバーの力量を配慮して、ルート選択をすればレベルも変わります。ザイルを出すもよし、適切なホールドを示しフリー登攀もよし、SLの力量を磨く練習にもなりました。
ゴルジュ帯を抜け、ホッとして一息入れてから、米子名物のナメを登り源流部で合流。今年はシェフNYさんが来れなくなり「自家製米子ソーメン」を食することができず残念でした。

ニッコウキスゲの咲くニセ巻で、TKさんと合流してから下山。
13名と参加者も多く、互いに何かを得た意義ある山行になったのではないかと思います。 (記)M・M

前日、昼からMMさんに家まで来ていただきました。夜は飲み会でした初めての方が多かったが楽しく飲ませて頂いた。

当日、朝食を食べ、集合。IMさんとOSさんがパーティーでした。
二人とも沢登りがうまく、なんでもないところはついて行けたが、踏み場が悪い場所であったりするとすぐ離された。離された理由としては、滑るのが怖かったため、腰が引けていたことだ。特に左右どちらかが切り立った場所は、まだ慣れていないせいか恐怖心が強い。怖がって壁側に体重をかけて余計に滑りやすくなってさえいた。基本的に常にビビりながら登っていたと思う。そのためかIMさん、OSさんにはだいぶサポートしてもらいました。ありがとうございます。

景色としては、こんな景色があったのか!と思うぐらい、日常、尾根登りではみることができない景色だったと思う。終盤のナメ滝をひたすら登っていく場所は怖くなかったこともあり良い気分。

登り切り、休憩した後は、巻機山に登らさせてもらった。OSさん、IMさんHS君と走った。とりあえずHS君についていくことだけ考えた。かなりしんどかった。途中歩いてくれてよかった。なんだかんだとあんまり山に登っていなかったせいか、久しぶりの山頂であり、爽快だった。あのあたりの稜線はきれいだったのでゆっくり歩いてみたい。

下り、解散した後、宮さんオススメと山菜そばをたべた。おいしかった。次は、暖かいそばを食べたい(あれば)。

今回は皆さんに引っ張ってもらった。そのおかげか自分のことしか考えないで済んだ。焦る必要はないと思いますが、恩返しをするためにも米子沢をリーダーとして引っ張れるぐらい力をつけたいと思いました。
とにもかくにもたくさんの人たちと登れて楽しかったのが何よりでした。 (記)M・S

人生二度目の沢登り。学生時代から沢に行きたいと思っていたが、機会もなく(作らず?)、今まで足を踏み入れ無かった。
今年の春、良き機会に恵まれ、当会へ入会し、沢に挑戦することが出来た。

入渓までの道のりは短かったが、初心者の私はそれまでの岩の上を歩いていくのも大切な経験の一つだった。リーダーのMMさんやメンバーのTTさんの足の運びを見ながら、安定した歩き方を考えながら、進めていった。

入渓から先は前へ前へ進んで行くのみ。滝を越える度に変わる風景が、気持ちを前に進めていった。途中の滝の上での休憩も、そばに水が豊富に流れていることも新鮮だった。滝を越えるときは何度も滑り、冷や冷やしたがこれも岩登り同様良い経験の一つだった。
上に到達したときの達成感は尾根とは少し違ったものだった。表現は難しいけれども、何かを得たという感覚だった。
この日のこのときの感覚を忘れずに、少しずつ成長させていきたい。  (記)A・S



2013/7/20 中ノ岳~丹後山周回

  メンバー : KN、+1
  十字峡登山口 5:00・・中ノ岳 9:00・・兎岳(昼食)11:00~11:45・・丹後山 12:45・・十字峡登山口 15:00


富士山が見えた!
オオサクラソウ
ニッコウキスゲ

このコースもお気に入りで何度でも歩きたくなるが、この時期は特に丹後山周辺に咲くニッコウキスゲの景色が好きだ。それから中ノ岳と兎岳の間の鞍部に咲くオオサクラソウにも運が良ければ会えるかなぁ・・と期待する 。

この日は梅雨時期なのにとても爽やかな天気で、じめじめとしたムシ暑さがなくとても快適だった。一合の間の歩く速さも25分位でいつもと変わらないペースで歩く。

七合目の小天井を過ぎたあたりだろうか?ふと遠くを見ると、富士山がくっきりと見え驚いた。

中ノ岳では先着していた男性と共に展望を楽しむ。現在は三条市在住というその男性は、北アルプスを中心に歩いていたそうだ が、越後の山の素晴らしさにすっかり魅せられたようだった。結局下山まで抜きつ抜かれつで歩いた。

兎岳の方へ向かうと、ハクサンチドリ、ウラジロヨウラク、タテヤマリンドウ、ハクサンコザクラ、ツガザクラ 、コバイケイソウ、シラネアオイ、オオサクラソウ・・などいろんな種類の花が目を楽しませてくれる。道もしっかり刈払いがされていて歩きやすくなっていた。

兎岳で昼食を摂っていると丹後山方面から男性がやって来た。来た道を戻るというので、こんな天気は滅多にないから・・と中ノ岳への周回を勧めた。
こんなにいい天気の連休なのに稜線で会ったのは結局この2人だけだっ た。こんなに素敵なコースなのに意外だった。

大水上山付近からお目当てのニッコウキスゲのほかにハクサンフウロ、センジュガンピ、イブキトラノオ、クルマユリ・・などが咲いていた。
水場のほうへ足を延ばしてから下山開始。

九合目から八合目の間はこのコース一番のニッコウキスゲが咲いていた。中ノ岳を遠望すると素敵だ。
トキソウも一ヶ所だけ咲いていた。

丹後山からの下りもなかなかの急坂で我慢が続く。
ようやく登山口に出ても十字峡までの林道歩きもまた我慢だ。それでも今日は一日良い天気に恵まれて花と展望を楽しむことができ、とても嬉しかった。 (記)K・N

2013/7/14-17 聖岳・光岳 周遊登山

   メンバー : OSe(記)、+7

と名がつくからには、何か宗教と関係がある山かと思っていたらそうでは無かった。深田久弥さんの「日本百名山」には、沢の名前からヒジリ岳となったらしいとあり、「しかし聖岳に関しては、こんな語源は忘れてしまった方がいい。そして初めから聖岳という美しい気高い名があったことにしよう。」と書いている。

平成21年の10月、荒川三山・赤石岳を縦走した時、南に見える大きな山が聖岳と指差しされて、さらにその奥に光と書いてテカリと読む、日本アルプス南端の光岳があると教えられ、それらの名前と山容が心に深く刻まれた。今回の登山は、体力はともかく精気は充実している男性5人、女性3人の中高年8人(どちらかというと高年)で縦走しようというものであった。

メンバーは「六日町山の会若ぶな」の有志であり、筆者は最年少である。行程は、中央自動車道飯田ICを降りて、国道152号から遠山川沿いの林道に入り、便ヶ島登山口に行って聖岳に登り、光岳まで縦走して易老渡登山口に降りて、車を置いてある便ヶ島まで戻ってくるものである。
易老渡手前にゲートがあり、17時から翌朝8時まで通行止めとなっている。登山の行程を考えると前日に便ヶ島の登山口に入っている必要があり、登山口に1泊、聖岳、光岳の山小屋に2泊の計3泊4日の山行であった。

聖光小屋にてバーベキュー

14日 時々小雨が混じる中、六日町ICを11時に集合して出発した。現地の予報では天気は回復基調である。しかし、飯田ICの手前で断続的に強い雨となり、天気回復は望めないのではと思いがつのる。
飯田ICを降りて途中のガソリンスタンドで車に給油をして、便ヶ島に向かう林道を15分くらい走ると急にエンジンの調子がおかしくなった。エンジンが噴けなくなり停まってしまった。スタンドのレシートを調べると、軽油を入れなければならないところを、ガソリンとなっている。まだ、携帯が通じる場所であったので、レシートに書かれているスタンドに電話を入れると、スタンドの店主がすぐにミスに気づき、代りの車を手配する事になった。しかし、ゲートの閉鎖時間が迫っていて、この分では大幅に予定が狂うのではと懸念された。

今夜は登山口の便ヶ島の聖光小屋に泊まる予定である。聖光小屋と携帯がつながり(聖光小屋は衛星電話)、リーダーが状況を説明すると、小屋の主が、何回か往復になるがゲートまで軽自動車で迎えに行くという。しばらくすると、スタンドの店主がジャンボタクシーと一緒に平謝りでやってきた。車は下山までにスタンドの店主が直しておくことになってタクシーに乗り込む。ゲートはたまたま登山事故があって、警察と消防のレスキューが入山していたため閉鎖になっていなかった。聖光小屋に予定より1時間遅れの18時到着した。今回、携帯の通じる所で車が停まったので良かったが、もっと奥の携帯が通じないところだったらどうなっていただろうかと思う。もっともバーベキュー用の食材はたっぷりあるし、車の中が狭ければシェラフ、シェラフカバー、ツェルトがあるから外で寝ればいい。それも一興である。

聖光小屋は風呂、水洗トイレがあるきれいな小屋である。ただ小屋主の青木さんの体調が思わしくなく、食事が出せないので自炊である。我々以外の泊り客1人。コンロを使って焼肉をする場合は駐車場の隅の四阿でしなければならない。今夜のメインメニューは、六日町のヤマチクで仕入れた越後モチブタのバーベキューである。カンビール、焼酎、酒などがこれでもかというくらい出てきて、今日のアクシデントと明日の好天を祈念して大いに盛り上がった。

15日 昨日の盛大な天気祭りも虚しく雨である。雨といっても小雨であるので筆者は傘をさすことにした。小屋主の青木さんと人懐こい愛犬に見送られて、ここから標高差約2000mの聖岳山頂を目指して5時20分出発。便ヶ島から遠山川沿いに歩く登山道は、所々崩落しているが、トンネルや石積、法留等の土木構造物や丸太を使った落石防止柵がある。かつて、遠山川源流域は江戸時代より良質な木材の産地であって、近年では森林鉄道が通っていた。登山道はその跡を通っている。西沢渡まで平坦な道のりである。西沢渡で沢を渡るロープウェイがかかっている。許容荷重150キロのゴンドラに3人で乗り込む。ロープを手繰って向こう岸に渡るがけっこう時間がかかる。沢を渡ると土台が残っている造林小屋跡があり、さらに進むと大きな廃屋がある。林業が盛んだった頃の作業基地だったのだろうか。

ここまで歩いて来る途中、手足に違和感を訴える人が続出。見るとヤマヒルがくっ付いている。中には美味しく血を頂いたらしく、丸々となったヒルもいた。筆者もスパッツを恐る恐る捲ってみると一匹うごめいていた。不思議と同行の女性にはくっ付かず男性ばかりである。ヒルも獲物を選ぶのだろうか。
西沢渡からは樹林の中の急登になる。小雨は止んだがガスが漂い見通しは全く利かず、尾根道を黙々と登る。下山者と頻繁にすれ違うようになり、「下の方でヒルに注意した方がいいですよ」と言うと、「昨日、顔にチューされちゃいました。昨日は雨で散々でした」と屈託なく細見の若い女性が答えた。やっぱり獲物を選ぶようだ。

薊畑からの聖岳
聖岳山頂からの赤石岳
樹林帯の前方が明るくなったなと思ったら、10時40分、聖岳への分岐点である薊畑(2400m)に出た。青空も出ている。昨日の祭りの御利益が効いてきたか。聖岳の灰色にガレた頂上が見える。薊畑から聖岳山頂までの標高差は約600m。あと2時間半程度かかる。ここで腹ごしらえをして、サブザックに必要品だけ入れて出発する。小聖岳(2662m)の手前で森林限界を抜ける。ここからヤセ尾根の登山道となり、道の左側は切れ落ちていて油断できない。ヤセ尾根を過ぎると聖岳の頂上まで広い砂礫の大斜面が続き、ガレ場のジグザグ道の途中にライチョウの親子を見て癒される。

13時10分、平坦な聖岳の山頂に到着。遠方の展望はきかないが、谷を挟んだ北の方向に、深田さんが南アルプスの宗家と呼ぶどっしりと構えた赤石岳、赤石岳の背後に全貌は見えないが荒川三山の山並が広がる。そこから左に目を転ずると、赤石岳からの稜線に大沢岳、兎岳のピークが見える。大沢岳の右の沢に百閒洞山の家が見える。南の光岳方面は稜線にガスがかかっている。東に茫洋と富士山が鎮座している。今回の山行の計画立案者である阿部進さんが、「10年前に叶えられなかったものを取り返した」と言う。10年前、同じルートを歩いたが、雨風で何も見ることができなかったという。各人各様の思いが山頂で交錯するひと時であった。

山頂に20分ほどいて下山にかかる。途中の稜線から樹林の谷間の中に、赤い屋根の聖平小屋が見えた。15時半に小屋に到着。聖平小屋は薊畑分岐から30分のところにあり、静岡県側の聖沢登山口に通じている。収容人員が120名である。到着すると、お代り自由のフルーツポンチが玄関先に置いてあり、消耗した体に甘さが嬉しい。350のカンビールが250円とあり、通常の半額だからナニコレと思ったら賞味期限切れのものだった。さっそく、とりあえず一人2本ずつ買って小屋の外のテーブルで、ツマミを持寄り飲み始める。小屋のスタッフは、味は変わらないと言うが、風味が落ちて今一つである。1泊2食で8000円。筆者はシュラフ持参だから1000円引きである。夕食は可もなく不可もなく、こんなもんだというところか。夕食後、メンバーはくたびれたのか早々に寝入った。明日の好天に期待をして18時半就寝した。

16日 聖平小屋を5時20分出発。2日目は光岳まで稜線歩きである。しかし、昨日の祭り方が中途半端だったのか、ガスで展望が利かず風も強く寒い。下を見て黙々と歩く。
途中でクロユリを目にして、上河内岳に7時50分到着。相変わらずガスと風が強い。「天気が良ければ稜線漫歩が楽しめたのに」という声が出る。幻想的な亀甲状土の草原を通って茶臼小屋への分岐に到着。ここで時間が少し早いが昼食となった。風が弱い所に移動してコンロでお湯を沸かし、パスタ、五目御飯、コーヒー等を楽しむ。

南下するにしたがい、樹林が深まり足元にはシダ類が目につくようになってきた。茶臼岳、喜望峰のピークを踏んで到着した易老岳の山頂は木々の中にあった。標柱が無ければ、どこが山頂かと分からない。13時到着する。

易老岳の分岐に大きなザックを持った1人の登山者がいた。メンバーに水を分けてほしいと話しかけてきた。聞けば北岳からテント込30キロ超のザックを背負って12日間をかけて縦走してきたが、この分岐に来たら団体さんがいて、間違って易老渡の方に降りてしまい、今登り返してきたところだという。最初学生かと思ったが筆者とそう歳は変わらない。だいぶ消耗している。たいしたものだと感心したが、後日、HSさんの北アルプスを40キロのザックを背負って、14日間縦走したという話を聞いてビックリした。

光岳小屋への到着
光岳山頂
光石
面平
易老岳から光岳へは、木々が鬱蒼と茂る鞍部の三吉平へ下り、そこからゴーロの谷筋を登る。急な谷筋を喘ぎながら登ると、パイプからチョロチョロと冷たい水が出ている水場に到着。ここで今夜と明朝の炊事用の水を2ℓ補給する。水場から上部一帯を静高平と呼ぶようだ。水場から程なく亀甲状土が見られるセンジヶ原に出る。草原に敷いてある
木道を進むと、ガスの中に光岳小屋が浮び上ってきた。光岳小屋に15時40分到着した。

小屋に荷物を置いて光岳をピストンする事にして、チェックインする。この小屋は50歳以上かつ3人以下まで食事を出すという、ユニークな仕組みで、計画立案者が予約の際、3+3+2という事にして食事を出して貰えないかと交渉したが駄目だった。

光岳小屋は公設経営で、川根本町県営となっている。食事無しで1泊4500円。筆者はシュラフ持参なので1500円引きである。到着時に程よい温かさのお茶が出た。さすが静岡県である。

南アルプス最南端の光岳山頂までダケカンバが混じる樹林の中を20分ほど歩く。山頂は木々に囲まれていて展望はきかない。山頂から15分ほど下ると、光岳の山名の由来と云われる光石(テカリ石)がある。白く輝く石灰岩の巨岩が2つ。沢側の高さは50mくらいか。ガスが薄れて遠山川の深い谷間が眼下に見える。

深田さんの「日本百名山」に日本のハイマツの南限は、光岳だという。「頂上は狭かった。少し行くと御料局三角点のある頂上がもう一つあった。ここの方が幾らか広い。パインアップルの缶をあけ、一抹の匐松の根元に腰をおろして休んだが、その匐松こそ日本最南端のものであった」。三角点があったか覚えていないが、山頂の先に展望が開けて、眼下に光岩が見える所にハイマツがあった。茶臼岳を過ぎて仁田池付近で見たライチョウも、光岳が南限だという。

小屋に戻り、1本600円の350カンビールを、夕食まで今日の山行を振返りつつ飲む。自炊組は小屋食組が終わるまで食堂を使えない。食堂はコンロの使用ができ、朝は4時40分頃までなら食堂を使用できる。夕食は昼食と同様、お湯を沸かし炒飯、カレー御飯等を食べて、前夜と同じく早々に寝た。

17日 昨日、30キロ超のザックを背負っていた人が、テントから出ていたので、記念撮影のシャッターを押してもらって光岳小屋を5時出発。昨日と同じくガスで展望がきかない。縦走最終日は、易老岳まで戻り易老渡の登山口に降りる。給油ミスをしたガソリンスタンドに携帯が通じ、易老渡登山口に車を置いてもらう事になった。
6時50分、易老岳分岐に到着。標高が下がるにつれ次第に、木々が太く大きくなる。
標高1480mの面平の森は、ヒノキ、ブナ、ミズナラ、サワラ等の樹齢500年とも云われる巨木が生茂り、その美しさに圧倒される。面平という地名は、ここの木がお面の材料として使われた事から、付けられたそうである。

ずぅっと森の中を歩いていたため、遠山川にかかる幅1mほどの橋の向こうが、光に溢れていて眩しい。陽が射す易老渡の登山口に10時到着。車は駐車場に置いてあった。車の中の発砲スチロールの中に入れてあったカンビールが、まだ冷たくて美味しい。自分の畑で作ったというメロンも出てきて、やさしい甘さが体にしみる。

帰りは、日本のチロルと称される「下栗の里」に立ち寄る事になった。メンバーの「たまげた所に住んでいるもんだ。例えれば、日光いろは坂に家を建て自給自足の生活をしているようなワイルドな集落だ。娘を嫁にやるには躊躇する。でも住めば都か」と声が出る。急斜面に家が建てられていて、道路は狭く急勾配である。家の周りの小さな畑はよく手入れがされているが、転げ落ちたらただじゃ済まない傾斜である。冬はたぶん道路が凍結するだろうと思うが、車の運転は大丈夫なのかと、いらぬ思いが込み上げてくる。その集落の上に、土産屋を兼ねた食堂があり、そば定食が美味かった。

かぐらの湯で4日間の汗を流し、件のガソリンスタンドに寄ると、店主は不在だったが女房が出てきて、平謝りで軽油を満タンにしてくれ、地元のパン屋の美味しいパンだと言って人数分を渡した。一同、スタンドに寄る前、車中で最後はどういう締めになるかと喧々諤々話をしていたが、これでメデタシメデタシという結論になって帰路についた。

2013/7/14-15 甲斐駒ヶ岳 念願の黒戸尾根

   メンバー:OS (記)+Os

甲斐駒には、2度登っていずれも悪天候で展望なし。3度目の正直と思って、初の黒戸尾根から挑戦。昨秋、ワンディで行った早月尾根と肩を並べる日本二大ロング尾根なので、それなりの覚悟を決める。登山口に前泊しての日帰りも可能であるが、相棒の体力不安もあり7合目小屋泊のゆったりプランとする。

4:30に家を出て、7:51に登山口P着。尾白川渓谷での川遊びやキャンプのお客さんも多く、Pは満杯状態。甲斐駒ヶ岳神社にお参りをし、間もなく渓谷との分岐の標識に七丈小屋の料金案内あり。なんと「ヘリ空輸の不調につき、小屋での食事提供はなし」との表示に唖然。1泊2食の小屋泊まりのつもりでいたので困ったが、多めにおにぎり・パンがあり、非常食もあるので何とかしのげるだろうと決断し進む。10:20の2回目の休憩時、若い美人山ガール2人組にカメラのシャッターを頼まれる。一人は登山が2回目だそうで、もう黒戸尾根とは驚き。途中、下山するパーティーに小屋の食事のことを聞くと、カップラーメンは売っているとのことで少し安心する。

刃渡りの手前で写真を撮り、その先のピークを右から大きく巻いて、下りが始まる。そこで、我が会のIさんが小走りで登ってきて、Kさんもすぐ後ろについていた。二人とも私たちに出会って驚きの様子であるが、我々はのりさんのメールで知っていたので、どこですれ違うのか楽しみにしていた。彼らはワンディなのに、体力的に余裕の表情。さすがはロングコースのスペシャリストである。朝4:15頃出発で山頂まで5時間少々とは早い。少し歓談をしてお互いの健闘を称えあい目指す方向に分かれる。

ここはトレランの人も多く行き交っている。梯子の階段を何箇所か過ぎ、意外と早く13:24に七丈小屋に着いた。早速受付けをして山頂ピストンの準備をし、最小限の荷物で出発。少し登るとテン場が2箇所あって、下が15張り、上はまだ3張りほど。梯子段や鎖場を越えて、大きな岩に2本の剣が刺してある真下に到着。ここでポツポツと雨が始まり雨具を装着。さらに進むといい降りになってきたし、まだ山頂までけっこうありそうなので、撤退することを決意。断念して下り始めると、本格的な大降りになって来て、登山道も川のようになってきた。

土砂降りの中、15:40七丈小屋に駆け込む。着替えをして、まずはおっつきの缶ビール、次に菊水、焼酎へ。夕食に小屋のカップ麺も食す。1階のお客の夕食が終えた頃、小屋番さんの布団敷きが始まったので、皆でその作業風景を見守る。素早く丁寧で、職人芸のようであった。毛布は新しくていい寝具である。ストーブがついてやかんのお湯は自由。ちょっと暑いので、窓を少し開けて寝る。

翌朝は4:30起床。夜中はけっこうな雨音がして、外はすごくガスっている。天気が悪いので、回復を期待しながら遅めの出発とする。雨具を着て完全防備で不要荷物はデポし、6:40昨日の到達地点まで来た。その後は、30分足らずで山頂に到着する。小雨で体は濡れてやや風もあり寒い。低体温症ほどではないが、長居は出来ないので写真を撮って早々に引き上げる。甲斐駒は、どうも相性が悪く、またしても悪天候に視界を阻まれた。

好天の兆しがないので、10分程で下山。しかし、七丈小屋に近づくころになって晴れ始めて、天気が良くなってしまった。8:40小屋に着き腹ごしらえをしながら、晴れてきた山頂方面を振り返る。帰りの時間の都合もあるので止むを得ない。残念無念の思いを引きずりながら、9:14七丈小屋を後にする。5合目小屋跡9:46、刃渡り直下で前日落とした手袋を拾い、駐車場には12:45到着し、風呂に入って帰路の途に就く。

下山途中に、ピストンしてきたトレランの人に所要時間を聞いてみた。「う~ん、ベストは5時間位ですねぇ!」。
え~っ、登り3時間、下り2時間ってこと~。驚異的、っていうか、超人的!

2013/7/13-14 小松原~苗場山~小赤沢

   メンバー : AS (記)

   週末は雨という予報。よし、それなら雨の湿原を楽しもうということで、苗場山に決めた。


13日 小雨 小赤沢に車をデポし、バスで結東集落へ向かう。バスを待っていると、栃餅屋さんのおばさんに雨だからと雨宿りをするよう勧められる。お水やお茶まで頂き、休ませてもらう。山に行くという話をすると、「最近子熊が捕まったから気を付けてね。」とアドバイスをいただく。あまり人気がないルートなので、ちょっと不安になる。

結東集落から見倉橋を渡り、登山口へと向かう。見倉橋はかつて映画のロケ地になったところ。橋の下の渓谷を見ていると吸い込まれるようだ・・・あれ、映画ではヒロインが落ちる(落とされる?)場所だったような。危ない危ない。

10時50分に見倉登山口を登りはじめる。すぐに調子が悪くなる。休憩を何度も入れ、休むが一向に回復しない。途中下山も考えるが、2時間後には良くなるはずというよく分からない自信があり、自分の気持ちを騙しながら、前に進む。すると、本当に2時間後には良くなり、そのまま湿原に到着。この時の安心感は表現しがたいほどだった。

湿原ではコバイケイソウ、トキソウ、モウセンゴケ、ワタスゲなど多くの植物が盛りだった。
湿原を散策しながら進み、16時過ぎに小松原避難小屋に到着する。とても立派な小屋だったが、中は薄暗く、今夜一人で一晩過ごすのが不安になる。
14日 小雨 昨夜はカマドウマやクモ、ムカデに何度も起こされ、ぐっすりとはいかなかった。動物はある程度覚悟していたが、虫のことはすっかり忘れていた。

5時に小松原を出発し、苗場山へ向かう。道中、所々に食べごろのネマガリタケを発見する。清掃登山以来、生で食べたいと思っていたので、挑戦してみる。聞いた通り、甘い。昨日の不調のこともあり、食べたらなんだか力が湧いてくるようだった。

昨日出発してから、一人も人と出会わなかったが、神楽ヶ峰以降は多くの登山客と出会う。苗場山頂では雨のため、周囲は雲の中だった。

苗場山から小赤沢までは、ブヨに襲われながら下山。多くの登山客が利用しているせいか、ブヨの大群がうようよしていた。
小赤沢登山口に13時に到着。デポした車に乗り、栃餅屋のおばちゃんに下山報告。すると五平餅?をプレゼントされる。2日間ともにずっと雨だったが、心もお腹も満たされた山行であった。

2013/7/2 大日杉小屋より飯豊本山

  メンバー : KN、+1
  大日杉小屋 4:00・・御坪 7:15・・姥権現 9:00・・飯豊本山(昼食)10:00~10:40・・大日杉小屋 15:15



美しい御坪の ヒメサユリ

ヨツバシオガマ

ヒナウスユキソウ と オヤマノエンドウ
昨年はテントを担いで歩いた大日杉からのコース。
比較的傾斜が穏やかな上に花が多いので、すっかりお気に入りになっ てしまった。今年はヒメサユリの咲く頃にぜひ歩きたいと思った。大規模林道がこの春開通して、さらに入山しやすくな った。

夜明け前の薄暗い中、大日杉小屋を出発。ザンゲ坂の上あたりでもう陽が昇ってくる。
地蔵岳までは花も少ない樹林帯の上り。そこからいったん下ると、いよいよお目当てのヒメサユリが現れた。
ここのヒメ サユリは花が大きく色も濃いと聞いている。まだ蕾も多く、まだ少し早かったかなぁと思ったが、次から次へと咲いてい る。それでも道刈りの影響なのか、昔に比べるとずい分数が減ってしまったそうだ。
掻き分け掻き分け歩いたそう・・夢 のような光景だと思った。それでも御坪に咲くヒメサユリは色も大きさも最高だった。
今まで見たことのない美しさに感 動し見とれる。
しばらくヒメサユリ街道を楽しむと次は雪渓が現れた。アイゼン無しでトラバース気味に歩くが問題はな い。
ほどなく切合小屋に到着し小休止する。

荷揚げが行われたようで2人の管理人さん達が急がしそうにしていられた。水も出ており、ありがたい。
小屋からも安定した雪渓を上り、草履塚に出ると、ガスの中から時折飯豊本山や大日岳の稜線が垣間見える。そして足元 には様々な花が咲いていて目を楽しませてくれる。
コバイケイソウ、ヨツバシオガマ、ミヤマハンショウヅル、オノエラ ン、ベニバナイチヤクソウ、オヤマノエンドウ、ヒナウスユキソウ、イイデリンドウ、ニッコウキスゲ、チングルマ、ハクサンイチゲなど・・・すべての花を覚えていられないほど飯豊は花の種類も数も多いと思う。だから大好きだ。

姥権現、御秘所の岩場を通過すると、本山小屋までひとがんばりの登りだ。一歩一歩進む。10時丁度に飯豊本山に到着 。あいにくガスで展望はなかった。

昼食を食べていると時折ガスが切れ、大グラ尾根が現れた。吊り橋の復旧を願いながら、秋にぜひこの尾根を登りたいと思った。

復路は往路を戻る。登って来る時は見えなかった花に会えたりするから不思議だ。
もう一度お目当てだったヒメサユリを堪能しながら下山した。
ほとんど人に会わない静かな静かな飯豊山行だった。
                (記)K ・N